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茅ヶ崎での土地探し—エリア別相場と災害リスクも考えて

茅ヶ崎市で土地を探す方にとって、どこに住むか、どんな土地を選ぶかは将来の暮らしを左右する大切な選択です。

この記事では、エリアごとの土地相場や自然条件、見落としがちな地盤・塩害リスク、そして設計視点を取り入れた土地選びの進め方についてご紹介します。

【茅ヶ崎エリア別】土地相場と環境の違い(東側・西側・海側)

【茅ヶ崎エリア別】土地相場と環境の違い(東側・西側・海側)

茅ヶ崎市内でも、エリアごとに土地の相場や特徴は大きく異なります。まずは代表的な3つのエリアについてその特徴を詳しく見ていきましょう。

エリア主な特徴坪単価目安
茅ヶ崎東部駅に近く、東京方面へのアクセスが良い。整備された住宅地が多い80万円〜110万円
茅ヶ崎西部平塚寄りで閑静な住宅街。比較的価格が抑えめ60万円〜85万円
海側(南部)湘南らしい海辺の暮らし。リゾート感があり人気だが塩害に注意90万円〜120万円

茅ヶ崎東部エリア

東海道線・辻堂駅に近く、都内や横浜方面への通勤利便性が高いことがこのエリアの最大の魅力です。駅周辺の都市開発が進んでおり、ショッピング施設や医療機関も充実しているため、子育て世代や共働き世帯に人気があります。その影響で、地価は市内でも高めの傾向があります。

茅ヶ崎西部エリア

平塚市寄りのエリアで、全体的に落ち着いた住宅街が広がっています。駅からやや距離がある分、土地価格が抑えめで、広めの敷地が確保できるのもポイント。静かな環境を求めるファミリー層に適しています。

海側(南部エリア)

「海のある暮らし」を叶えられる海側エリアは、湘南エリアらしい雰囲気が魅力。週末のサーフィンや散歩など、自然との距離が近いライフスタイルが実現できます。一方で塩害や湿気の影響を考慮した建築仕様が必要となるため、土地選びだけでなく家づくり全体の計画が重要です。

茅ヶ崎ならではの地価(土地価格)への影響とは?

神奈川県内でも茅ヶ崎は「湘南」というブランドイメージが強く、自然と都市機能がバランス良く共存しているエリアです。

  • 海の近さと駅周辺の利便性が共存していること
  • 都心アクセスの良さ(東海道線)と落ち着いた住環境のバランス
  • リゾート的な需要と定住ニーズが両立する特殊な地域性

こうした要因により、同じ神奈川県内でも他の市町村より地価が安定して高い傾向にあり、特に海近・駅近エリアでは競争が激しくなっています

▶土地価格に加え、災害リスクや地盤の特徴などを事前に把握することが、後悔しない土地購入の鍵となります。

【茅ヶ崎の土地のリスク】ハザード・地盤・塩害・風の特性問題

Red paper plane sails away from the red risk danger for risk assessment and analysis concept.

土地の価格や立地だけでなく、見落とされがちなのが自然環境や災害リスクに関する情報です。特に茅ヶ崎のように海に近いエリアでは、ハザードマップの確認や地盤の性質、塩害対策などが将来の暮らしに大きく影響を与えます。

ここでは、土地選びにおけるリスク要因を設計の視点から整理し、安全で快適な住まいづくりに活かすためのポイントをご紹介します。

【参考】茅ヶ崎市ハザードマップ(公式サイト)では、津波・洪水・土砂災害のリスクエリアが地図で確認できます。候補地周辺を事前にチェックしましょう。

■ ハザードマップは必ず確認

茅ヶ崎は海に近いため、津波や洪水のハザード指定区域が一部存在します。市のハザードマップを事前に確認し、該当する地域かどうかをチェックしましょう。

■ 地盤の特性と建築対策

海に近いエリアほど地盤が柔らかい傾向にあり、地震時の液状化や沈下リスクが懸念されます。建築前に地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良工事を検討しましょう。

■ 塩害リスクの高いエリア

沿岸から300m以内の土地では、塩害により建物の金属部分や車などへの影響が出やすくなります。外壁材やサッシ材の選定に注意が必要です。

■ 風通しや湿気のための配慮

土地の形状や高低差、隣地との距離によって風通しや湿気のこもりやすさが変わります。設計時に通風計画を立てることで快適な住環境を作れます。

【設計視点で見落とさないために今一度確認を】

🔶 ハザード確認:津波・洪水・土砂災害リスクの有無は必ず確認しましょう。
🟫 地盤の性質:液状化リスクや軟弱地盤の有無は、調査と改良の視点で判断を。
🟦 塩害対策:海風の影響を受けやすい場所は、外壁や設備選定に工夫が必要です。
🟩 通風と湿気:土地形状や隣地の配置によって、風の抜けやすさが異なります。

これらを建築士と一緒にチェックすることで、将来の住まいの快適性と耐久性が大きく変わります。

【茅ヶ崎の土地探し】設計視点で失敗回避をしよう

【茅ヶ崎の土地探し】設計視点で失敗回避をしよう

土地を選ぶ際、「形が悪い」「方角が微妙」「駅から遠い」といった表面的な条件だけで判断していませんか?茅ヶ崎のように多様な地形とライフスタイルが混在する街では、設計の工夫によって土地の価値が大きく変わる可能性があります。

ここでは、土地探しと設計を同時に進めることで得られる実際的なメリットを、具体的な事例とともにご紹介します。

■ 設計視点で土地を見極める

一見不利に見える変形地や旗竿地でも、設計の工夫次第で快適な間取りを実現できます。「変形地でも快適な間取りはつくれる!L字型・旗竿地・三角地」でも解説していますが専門家の視点で、土地の持つポテンシャルを最大限に活かすことが可能です。

■ 不要な土地コストを省ける

使い勝手の悪い形状や無駄に広すぎる土地を選ぶと、建築コストが増える原因になります。予算内で適正な広さ・形を選びましょう。

■ 構造の安心まで見通せる

地盤の補強や塩害への建築的配慮も、設計段階から予算組みできるため、無理のない家づくりが可能になります。

■ ワンストップ相談での安心

土地探しから設計、施工まで一体的に相談できる会社なら、土地購入の判断から建築後の暮らしまでトータルで支えてくれます。

たとえば私たち「あすなろ建築工房」のような工務店では、土地選びの段階から設計士が同席し、暮らしやすさ・採光・風通し・将来のライフスタイルを見据えたアドバイスを行っています。

不動産会社と設計事務所を別々に探す必要はなく、ワンストップでご相談いただける体制が整っているため、初めての家づくりでも安心です。

▶︎ 無料相談はこちらから からお気軽にどうぞ。

【まとめ】土地探しの最終チェックと次のステップ

土地探しにおいては、「何から相談すればいいかわからない」「日当たりや方角ってどれくらい重視すべき?」といった具体的な疑問も多く聞かれます。

【確認チェックリスト】

以下のポイントを押さえておくと、土地選びでの後悔を防げます。

  • 希望エリアの土地相場と特徴を把握できているか
  • ハザードマップで災害リスクを確認したか
  • 地盤・塩害など建築前提での条件を確認したか
  • 通風・湿気の配慮が必要な土地か確認したか
  • 設計視点を取り入れた土地選びができているか
  • 土地探しと設計を同時に進める体制を整えているか

また以下の記事も参考にしていただくことで、より納得のいく土地選びが進められるはずです。

土地探しにご不安な方、相談しながら、気になるエリアの情報を手に入れてみませんか?


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