共働きの私たちはマンション?戸建て?生活・お金・子育ての正解は?
共働き世帯が住まい選びで悩むポイントは、単なる「広さ」や「価格」ではありません。
実際には、日々の生活負担・時間・将来の安心といった複数の要素が複雑に絡み合っています。
特に最近は在宅勤務の増加や物価上昇もあり、「なんとなく」で選ぶと後悔するケースが非常に増えています。
この記事では、実際の家づくりの現場で多くの共働き世帯を見てきた視点から、
マンションと戸建ての本当の違いと、後悔しない選び方を徹底解説します。
【マンションと戸建て】共働きで“楽に暮らせる”のはどっち?

「共働きで毎日バタバタなのに、戸建てって管理大変じゃない?」
「でもマンションだと狭くて、子どもにストレスかかりそう…」
こうした悩みは非常に多く、実際のご相談でもよく出てきます。
結論から言うと、共働きはマンション向きが基本ですが、条件次第では戸建ての方が圧倒的に快適になるケースもあります。
ここでは、その判断基準を具体的に解説していきます。
結論:共働きはマンション向き。ただし条件次第で戸建ても最適!?
まず押さえておきたいのは、「共働き=マンションが正解」ではないという点です。
確かに一般的には、マンションの方が
といった理由で共働き向きとされています。
しかし、最近では

「在宅勤務が増えた」
「子育て環境を重視する家庭が増えた」
「時短動線を意識した設計が可能になった」
といった背景から、戸建ての方が生活効率が良くなるケースも増えています。

弊社のお客様でも、ご夫婦ともに「在宅勤務がほとんど」という方は増えています。家で仕事をする時間が多くなるので、家そのものが仕事場となります。労働の場となりますので、家の生活環境を重視されるようになってきています。
重要なのは、「どちらが優れているか」ではなく「自分たちの生活に合うかどうか」です。
なぜマンションの方が共働きに向いているのか?
マンションが共働き世帯に向いている最大の理由は、生活の“余計な負担”を減らせることです。
例えば、実際によくある戸建てとの違いとしては
マンションならではの利点
✅ゴミ出しが敷地内で完結する
✅共用部の掃除を自分でやる必要がない
✅駅から近い立地が多い
これらは一つ一つは小さな違いに見えますが、共働きにとっては非常に重要です。
例えば朝の時間帯を考えてみてください。
| 保育園の準備、出勤準備、子どもの支度と重なる中で、 ⇒ゴミを遠くまで出しに行く ⇒車を出すために歩く ⇒外回りの掃除をする といった行動が加わると、わずか10分〜15分の差が積み重なり、大きなストレスになります。 |
マンションはこの「余計な動き」が少ないため、結果的に生活が楽になります。
戸建てが共働きにとって適切になるケースとは?
一方で、戸建ての方が圧倒的に快適になるケースもあります。
例えば、このようなご家庭です。
戸建てが最適なケース
✅在宅勤務が週2〜3日以上ある
✅子どもが活発で音を気にしたくない
✅家族それぞれの空間が必要
このような場合、マンションでは逆にストレスが増えることがあります。
実際の例として、
あるご家庭ではマンションから戸建てに住み替えたことで、

「子どもが室内で走り回れるようになった」
「夫婦それぞれのワークスペースを確保できた」
「ストレスが減り、家族の会話が増えた」
「家に居ること自体がリラックスできるようになった」
という変化がありました。
また、設計次第では
- 洗濯 → 干す → 収納が1動線で完結
- 玄関からキッチンまで最短動線
- 回遊動線で家事効率アップ
といった、マンションでは実現しづらい「時短設計」が可能になります。
共働き世帯の住まい|マンションか?戸建てか?の判断軸は「家事負担・動線・通勤距離」がカギ
共働き世帯の住まい選びで迷ったとき、「広さ」や「価格」だけで判断してしまう方は少なくありません。しかし実際には、日々の暮らしやすさを左右するのは、家事のしやすさ・移動の効率・通勤の負担といった“生活動線”です。
どれだけ条件の良い家でも、これらが噛み合っていないと、忙しい毎日の中でストレスが積み重なってしまいます。
ここでは、共働き世帯が後悔しないために押さえておくべき3つの判断軸について、具体的な視点で解説していきます。
家事負担
共働きにとって、家事の負担は非常に重要です。
マンションは共用部分の管理が不要で、日々の負担が軽くなります。
一方で戸建ては、庭や外回りの管理が発生しますが、設計次第で大きく軽減できます。
特に最近は、
「掃除しやすい素材」「手入れ不要の外構」
などを取り入れることで、戸建てでも負担を抑えることが可能です。
動線
動線は、生活の快適さを大きく左右します。
マンションはコンパクトなため移動距離が短い反面、自由度は低めです。
戸建ては設計次第で、生活に最適化された動線を作れるのが大きな強みです。
例えば、
- 玄関→洗面→リビングの直線動線
- キッチン中心の回遊動線
などは、共働き世帯の満足度が非常に高いポイントです。
通勤距離
共働きの場合、通勤距離は最重要項目です。
どれだけ良い家でも、通勤に片道1時間以上かかると
生活の余裕が一気になくなります。
駅近のマンションは通勤時間を短縮できるので、通勤時間の負担を最小限にしたい共働き世帯にとっては大変魅力です。
一方で、戸建ても土地選び次第で通勤時間の負担は解決することが出来ます。
共働きあるある|マンション vs 戸建て生活負担を比較してみると?
| 項目 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
| ゴミ出し | 敷地内で完結 | 指定場所まで運ぶ |
| 掃除 | 共用部は不要 | 外回りあり |
| 騒音 | 気を使う | 気にしなくてよい |
| 駐車場 | 別の場所が多い | 家の前 |
| セキュリティ | 高い | 対策が必要 |
この表だけを見るとマンションの方が楽に見えますが、実際はもう少し複雑です。
例えば、戸建ての場合は
「駐車場が家の前にある」ことで送迎が圧倒的に楽になります。
またマンションでは、
- エレベーター待ち
- 駐車場までの移動
- 荷物の運搬
といった、見えにくい負担が積み重なります。
機械式の駐車場の場合には、車の入出庫にも負担が生じます。
結局どっち?生活スタイルでおすすめは違う!?
重要なのは、「今の生活」ではなく「これからの生活」で判断することです。
共働きにとっての住まい選びは、単なる好みではなく「生活効率」の問題です。
マンションは負担を減らすのに優れていますが、戸建ても設計次第で同等以上の快適さを実現できます。
重要なのは、家事・動線・通勤の3つの視点から総合的に判断することです。
マンション vs 戸建て|共働き世帯の「生涯コスト」

「マンションは管理費がずっとかかるし…」
「戸建ては修繕費が怖い…結局どっちが得なの?」
こうした不安は非常に多く、「なんとなく安そう」で選んでしまうと後悔につながります。
結論から言うと、どちらが得かは“住み方”で大きく変わります。
ここでは、実際の数値と具体例をもとに、共働き世帯が損しないための考え方を解説します。
生涯コストを比較してみると?(マンション vs 戸建て)
まずは一般的な目安をこのようになっています。
| 項目 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
| 購入価格 | 7,000万円前後 | 8,000万円前後 |
| 管理費 | 月1~2万円 | なし |
| 修繕積立金 | 月2~3万円 | 月2~3万円 |
| 固定資産税 | やや高め | やや安め |
| 生涯コスト | 9,500~1,0500万円 | 9,500~1,0500万円 |
※あくまで全国平均の目安です。都市部・郊外で大きく変動します。
マンションも戸建ても生涯コストで見てみるとほとんど変わりがありません。しかし、実際には次のような違いがあります。
マンションの場合、
管理費・修繕積立金として毎月3~5万円ほど支払うため、
「毎月の支出は増えるが、急な出費はほぼない」のが特徴です。
例えば、外壁や配管などの大規模修繕も、
すでに積み立てた費用から支払われるため、
「いきなり100万円必要」といった事態は基本的に起こりません。
一方で戸建ての場合、
毎月の支払いは少ないですが、
- 外壁塗装(約200万円前後)
- 屋根修繕(100万円)
- 給湯器交換(20〜40万円)
といった費用が、10年〜15年ごとに一気に発生します。
つまり、「普段は楽だが、ある日突然大きな出費が来る」のが戸建てです。マンションと同様に普段から修繕積立金として、毎月備えておく必要があります。
さらに共働き世帯にとって重要なのは、
この“お金の出方”が生活に与える影響です。
例えば、
- 子どもの進学タイミングと修繕が重なる
- 車の買い替えと住宅修繕が重なる
といったケースでは、一気に数百万円単位の支出が重なるリスクがあります。
ではどう考えるべきか?
- 毎月安定した支出で安心したい → マンション
- 自分でタイミングを支出をコントロールしたい → 戸建て
ただ「どちらが安いか」ではなく「自分たちの家計に合う選択はどちらか」です。
マンションか?戸建てか?どのようなケースを想定すべきか?(共働き3パターン)
共働き世帯の住まい選びで重要なのは、「平均」ではなく「自分たちの生活に近いケースで考えること」です。
同じ共働きでも、
- 通勤勤務中心なのか
- 在宅勤務が多いのか
- 子育てフェーズなのか
- 老後を見据えるのか
によって、最適な住まいの在り方は大きく変わります。
ここでは、実際のご相談でも多い3つのパターンをもとに、
「どんな生活ならマンション/戸建てが向いているのか」を具体的に解説します。
CASE1:30代共働き+子ども2人(フルタイム勤務)
世帯年収1,400万円、夫婦ともにフルタイム勤務。
子どもは未就学児と保育園児で、朝と夕方は時間との戦いです。
例えば平日の朝は、
7:00 起床・朝食準備
↓
7:45 子どもの準備
↓
8:15 保育園送迎
↓
9:00 出勤
というスケジュールになることが多く、
「1分でも無駄を減らしたい生活」になります。
マンションを選んだ場合
マンションの場合、
といった特徴から、「とにかく時間効率が良い」というメリットがあります。
戸建てを選んだ場合
一方で戸建ての場合、
といったメリットがあります。
実際に多いのが、
「子どもが家の中で走り回れることでストレスが減る」「家族の会話や時間が増える」という変化です。
ただし、ここで落とし穴があります。
郊外の戸建てを選び、
子供が保育園などで熱を出したりした場合には、夫婦のどちらかが、早退して急いでお迎えに行かなければなりません。そのような不測の事態への対応の差も大きな注意点となります。
特に共働きでは、「お金よりも時間の損失の方が大きなストレスになる」ことを強く意識する必要があります。
CASE2:共働き+在宅勤務中心(週2〜3日リモート)
最近非常に増えているパターンです。
夫婦ともに在宅勤務があり、家にいる時間が長いケースです。
この場合、住まいの価値基準は大きく変わります。
マンションを選んだ場合
マンションでも生活は可能ですが、
といった問題が出やすくなります。
特にオンライン会議が増えると、「音問題」が大きなストレスになります。
戸建てを選んだ場合
戸建てでは、
といった環境が整えやすく、「仕事効率が大きく上がる」のが特徴です。
さらに、洗濯や家事の合間に仕事をしたり、子どもの様子を見ながら仕事など、生活と仕事の両立がしやすくなります。
実際に、在宅勤務が多い家庭では、

「集中できるようになった」
「夫婦のストレスが減った」
「家にいる時間が快適になった」
という声が非常に多く、「戸建てにして満足度が一気に上がるケース」が多いのが特徴です。
CASE3:50代夫婦の終の棲家(子育て終了後)
子育てが終わり、「これからの暮らし」を考えるフェーズです。
ここでは、価値基準が大きく変わります。
「快適さ・手入れのしやすさ・将来の負担」が重要になります。
マンションを選ぶ場合
マンションを選ぶ方は、
という考えが多いです。
「手間を減らしてシンプルに暮らしたい」方に向いています。
戸建てを選ぶ場合
一方で戸建てを選ぶ方は、
という志向が強いです。
特に最近は、「メンテナンス性を考慮した戸建て」「老後も住みやすい設計」を前提に、戸建てを選ばれる方も増えています。
【要確認】危険な判断軸|あなたは当てはまってる?
ここは非常に重要です。
実際に後悔している方に共通するのは、次のような判断でマンションか戸建てかを選択しています。
残念な判断軸
- 初期費用だけで決める
- 「なんとなくマンションが楽そう」で選ぶ
- 通勤距離を軽視する
- 修繕費を想定していない
特に危険なのは、「安いから」という理由だけで選ぶことです。最近は「家賃の支払い程度でマイホームが手に入る」と超ローコスト住宅も多く見られます。
そのような「ただ安いから」という理由で、
断熱性能が低い住宅を選ぶと、冷暖房費が高くなり、ライフサイクルコストで損をする可能性があります。また、耐震性能が低い場合は、大地震時に住み続けられないリスクがあります
つまり、目先の価格ではなく“長期視点”が重要です。
ライフサイクルコストとは?
ライフサイクルコストとは
ライフサイクルコストとは、「家にかかるすべての費用の合計」です。
ライフサイクルコスト = 購入費 + 維持費 + 修繕費 + 光熱費
例えば、
- 初期費用が500万円安い家
- でも毎月の光熱費が1万円高く、10年ごとの修繕費が100万円高ければ
この場合、30年で
「1万円 × 12ヶ月 × 30年+100万円×3回=660万円」
となり、結果的に「安い家の方が損」になります。
当社でも、家づくりでは必ずこの視点で設計しています。
「最初は高くても、長く住めば安くなる家」が、本当の意味で価値のある家です。
マンションと戸建てのコスト差は、単純な比較では判断できません。
重要なのは、生涯でどれだけお金がかかるかという視点です。
初期費用だけでなく、維持費・光熱費・修繕費まで含めて考えることで、本当に後悔しない選択ができます。
子育て・将来を考えるとマンションと戸建てどっち?共働きの最適解

「子どもには戸建ての方がいい気がする…」
「でも安全性や通勤を考えるとマンションも良さそう…」
この悩みは非常に本質的です。
実は正解は「家そのもの」ではなく「環境の設計」にあります。
まず考えるべきは「どんな子に育ってほしいか」
住まい選びの前に、ぜひ考えていただきたいことがあります。
それは、
-
「自由にのびのび育ってほしいのか?」
「集中できる環境を重視するのか?」
「安全性を最優先するのか?」
「子供の通学も楽させてあげたいのか?」という点です。
-
住まいは、子どもの性格や行動に大きく影響します。
つまり、「家を選ぶ=教育環境を選ぶ」ことでもあります。
子育て環境における比較(マンション vs 戸建て)
| 項目 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
| 騒音 | 制限あり | 自由 |
| 安全性 | 高い | 対策必要 |
| 空間 | コンパクト | 広い |
| 近隣関係 | 関係薄め | 濃くなりやすい |
| 自由度 | 低い | 高い |
この表だけでは判断できないかと思います。
そこで、あなたのお子さんのタイプ別に考えてみます。
| 例えば、 活発な子どもの場合は、戸建ての方がストレスなく過ごせます。 逆に、 慎重な性格の子どもや外出機会を増やしたい場合はマンションも適しています。 |
また最近は、「家の中でどれだけ子供に貴重な体験をさせてあげられるか」も重要です。
戸建てでは、
- 家庭菜園
- 庭遊び
- DIY
といった体験がしやすく、子どもの成長に大きく影響します。
将来の暮らし(老後・資産価値)も考えられているか?
今現在どうするか?を念頭において考えている夫婦も多いかと思いますが、将来の視点も非常に重要です。

マンションは
- 売却しやすい
- 管理が楽
というメリットがあります。
戸建ては
- 自由度が高い
- 長く住める
という特徴があります。

また住み続けるという視点だけでなく、「将来売るかもしれない」という可能性を考えると、資産価値がどうなるか?ということも考える必要があります。
こちらの記事では割愛しますが、こういった視点ももっておく必要があります。
資産価値について
例えば、当社では、新築工事・マンションリノベを中心に神奈川を拠点として「30年後・50年後も価値がある家」を前提に設計しています。
将来の住まいのイメージの参考にしてみてください。
【共働き世帯向け】施工事例のご紹介
ここまで「マンション or 戸建て」の違いを解説してきましたが、
おそらく気になっているのはリアルな事例だと思います。
ここでは、実際に共働き世帯の方向けに当社が施工してきた事例を一部ご紹介させていただきます。
■ 戸建て
「都心×共働き×狭小地」という難しい条件でも、ここまで快適に暮らせるのか――そう感じれる住まいとなっています。
限られた空間の中で、家事・生活・家族時間をすべて成立させた住まいです。

「共働き×子育て」を前提に設計された、まさに“理想モデル”とも言える住まいです。
単なる住宅ではなく、「家族の成長を支える仕組み」が詰まっています。
「自然素材×デザイン×暮らしやすさ」を高いレベルで融合した住まいです。
単なる機能性だけでなく、“住むほどに愛着が増す家”を体現しています。
■ マンション
庭・土間・回遊動線で、くつろぎと家事効率を両立した住まい。
マンションでも“外の居場所”とスムーズな生活動線を叶えています。

この事例では、 「限られた空間をどう使うか」を意識してマンションの強みである立地・管理の楽さを活かしつつ、「狭さ」という弱点を設計で解決している点がポイントです。

子育てにおいて重要なのは、家の種類ではなく環境です。マンションにも戸建てにもメリットがあり、子どもの性格や家庭の価値観によって最適解は変わります。
将来の暮らしも含めて、長期的な視点で選ぶことが大切です。
まとめ|共働き住宅選びで後悔しないために
ここまで解説してきた内容を整理すると、
- 共働きはマンションが基本的に楽
- ただし条件次第で戸建てが最適なこともある
- お金はライフサイクルコストで考える
- 子育ては環境設計が重要
という結論になります。
最も重要なのは、「今」ではなく「これからの暮らし」を基準に考えることです。
私たちあすなろ建築工房では、単なる住宅ではなく、将来まで見据えた暮らしの設計を大切にしています。
もし、「自分たちに合う選択がわからない」と感じた場合は、
ぜひ一度ご相談ください。

👉 あすなろ建築工房にマンションか戸建てか?どちらが最適か相談してみる
ご家族にとって、本当に後悔のない住まいを一緒に考えていきましょう。
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