床下エアコンのメンテナンスはどうしたらいいですか?

「床下エアコンのメンテナンスはどうしたらいいですか?」
「床下の掃除は大変では無いですか?」
「床下は埃だらけになりませんか?」
などの質問を頂くことがとても多くあります。
そこで、床下エアコンを採用した場合のメンテナンスについてまとめておきたいと思います。
床下エアコンのメンテナンスはどうしたらいい?

皆さんが気にされているようですが、床下エアコンといっても特別なエアコンではなく、普通の壁掛けエアコンをただ床付近に設置しているだけなので、メンテナンスは普通のエアコンとまったく同じです。
カバーを外してフィルターを掃除するだけです。
カバーを外す際に少しだけコツがいりますが、慣れればすぐに外せます。カバーの外し方はエアコンの説明書に書いてあるので、そちらを参照下さい。最近は設置位置をもう少し高い位置にしているのでカバーをしたままでもフィルター掃除が出来るように改良している場合もあります。

エアコンは運転時間に比例して、フィルターに埃が溜まります。24時間運転など使用頻度が多い場合には、週に一度位の頻度でフィルター掃除をすることをお勧めします。特に高気密住宅の場合は、家中の空気がこのエアコンを経由することになるので、埃が集中してきます。この埃の量を軽減したい場合には、アローファンに電子集塵機を設けると埃量を軽減できます。
電子集塵機については、こちらをご参照下さい。
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床下エアコンの掃除頻度はどれくらい?月1回で足りる?
床下エアコンのメンテナンスで多い不安が、「どのくらいの頻度で掃除すればよいのか」という点です。
基本的には、エアコン本体のフィルター掃除は使用頻度に応じて行います。24時間運転が多い冬場は、週1回程度を目安に確認すると安心です。一方で、床吹き出し口やメッシュ部分は、日常的に毎週掃除しなければならない場所ではありません。
ただし、家族構成や暮らし方によって埃の量は変わります。
- ペットがいるご家庭
- ロボット掃除機を使っているご家庭
- 室内干しが多いご家庭
👆のようなケースでは、吹き出し口まわりに埃が集まりやすくなるため、月1回程度の確認から始めるとよいでしょう。
重要なのは、「毎日大変な掃除が必要」ということではなく、点検しやすい設計になっているかどうかです。
床下エアコンのメンテナンスで欠かせない掃除事情

掃除すべき箇所は?
・フィルター
・床の吹き出し口
・メッシュ網部分
・床下部分
・床吹き出しの下
フィルターの掃除は、フィルターについた埃を掃除機で吸うだけです。
もう一つ掃除する必要がある場所があります。それは各所に設けた床の吹き出し口です。
床吹き出し口には、ガラリが設置してあります。このガラリは簡単に取り外すことが出来ます。
ガラリの種類はいろいろあり、フローリングの方向や予算で変えています。いずれにせよ簡単に外せるようにしてあります。
ガラリを外すと、このようにメッシュ網部分に埃があります。これを掃除して下さい。
メッシュはガラリの種類によって、メッシュの種類も違います。ここに埃がたくさん溜まっています。
これはお掃除ロボットがここに埃を落とすことが原因です。
そしてメッシュを外すと、床下が見えます。
床下部分にも埃が落ちていますので、これも掃除して下さい。
掃除方法は簡単です。ガラリとメッシュを外した隙間から掃除機を差し込んで埃を吸い取って下さい。
床下エアコンの日々のメンテナンスは以上となります。
それでも「床下がどうなっているか心配」という方は、ぜひ床下にも潜って見て下さい。実際に潜ってみると埃などが堆積しているようなことはなく、新築時とほぼ同じ状態が保たれています。その理由は「常に空気が循環しているから」です。
空気がよどめば、カビが生えたり、埃が堆積したりしますが、常に空気が動いているのが床下エアコンの家の特徴ですので、床下は埃が溜まるようなことはありません。
床下エアコンで重要なのはメンテナンス設計?
床下エアコンは、仕組みそのものよりも「掃除しやすく設計されているか」がとても重要です。
たとえば、吹き出し口が外しにくい、フィルターに手が届きにくい、床下点検口が使いにくいといった設計では、日々のメンテナンスが負担になってしまいます。
床下エアコンで後悔しやすいのは、次のようなケースです。
・エアコン本体のフィルターが掃除しにくい位置にある
・床吹き出し口のガラリが簡単に外せない
・床下に潜るための点検口が狭い
・埃がたまりやすい位置に吹き出し口がある
・床下の空気がうまく循環していない
床下エアコンは、導入すること自体が目的ではありません。住み始めてから無理なく使い続けられることが大切です。
床下にカビや虫は発生しない?と心配なら
床下エアコンを検討している方からは、「床下にカビが生えないのか」「虫が入り込まないのか」というご相談もよくあります。
床下エアコンを採用した家では、床下も室内と同じ空気環境として扱います。そのため、一般的な床下のように外気が入り込み、湿気がこもる空間とは考え方が異なります。
空気がきちんと循環していれば、床下に湿気がたまり続けることは少なく、カビや埃の堆積も起こりにくくなります。ただし、これは適切な断熱・気密・換気・空気循環が設計されていることが前提です。
つまり、床下エアコンは「設備の問題」だけでなく、「家全体の設計の問題」として考える必要があります。
もし頻繁に床下を点検したいなら?
床下エアコンを設置したお家にはこのような板材を床下に置いてきてあります。![]()
板の裏には車輪が付いていて、この板の上にお腹を載せて床下を移動します。
工事中に大工さんや監督さんが使っていたものです。
もし頻繁に床下を点検したい方はこのようなプロ用作業寝台をご購入されてもよいと思います。クリーパーと呼ばれるもので、自動車の下回りメンテナンスに使われるものです。
板と比べると断然移動が楽になります。価格も3000円くらいからあります。
実際に床下に潜って移動してる際の様子です。ヘッドライトを頭に設置しています。床下エアコンを採用した場合には、床下空間は室内と同じ空間となりますので、外部に開口部がありませんので、光が入ってきません。前述の床吹き出し口が唯一の光が差し込む場所となります。
基本的に光が入ってきませんので、ヘッドライトがあると何かと便利です。
せっかく床下に潜るのであれば、ハンディ掃除機を持って行きます。
掃除機は先の車輪の付いた板に載せて移動させると便利です。
実際に床下には埃が堆積していたりカビがあるような空間では無いので、掃除機の出番はそうありません。
ところどころにこんな感じでダンゴムシや小さなクモの死骸がありますので、これを掃除機で吸って下さい。
床吹き出しの下の様子です。上部から掃除機で吸っていないとこんな感じで埃や髪の毛などが落ちていますので、ここを掃除して下さい。
アローファンの吹き出し口付近の様子。こちらも埃などの堆積はありません。
まとめ.床下エアコンは「導入後の暮らし」まで考えて選びましょう
ここまで読んで、「思ったより手間はかからなそうで安心した」と感じた方も多いのではないでしょうか。
床下エアコンは、うまく設計すれば快適で効率的な暖房方式になります。
しかし、メンテナンス性まで考えられていないと、住み始めてから「なんだか掃除しにくいなぁ」であったり、「本当に床下がきれいなのか?」「効いているのか分からない」と感じることが起こりえます。
だからこそ、検討段階では次のような点を確認しておくことが大切です。
・フィルター掃除はしやすいか
・吹き出し口は簡単に外せるか
・床下点検は可能か
・床下に空気がきちんと回る設計か
・将来のメンテナンスまで説明してもらえるか
床下エアコンは、設置して終わりではありません。暮らしながら無理なく使い続けられる設計になっているかどうかが、満足度を大きく左右します。
床下エアコンについて、
「掃除が大変ではないか」
「床下に埃やカビがたまらないか」
「自分たちの暮らし方でも管理できるか」
と不安に感じる方は少なくありません。
あすなろ建築工房では、床下エアコンの仕組みだけでなく、実際に住み始めてからの掃除・点検・メンテナンスまで含めてご相談いただけます。
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