マンション一階はデメリットが多いって本当?逆に人気?
マンション購入を検討していると、「一階はやめたほうがいい」「後悔する」という言葉が検索結果に並び、不安になる方は少なくありません。
一方で、価格の手軽さやアクセスの良さや下階への騒音配慮がないことから「実は一階を希望したい」という声も確実に存在します。
この記事では、マンション一階のデメリットが語られやすい理由を冷静に整理し、賃貸との違い、向いている人・向いていない人の特徴までを解説します。
「マンションの一階はデメリットばかり?やっぱり後悔する?」と不安になる理由

「検索すると“マンション 一階 後悔”とか
“分譲マンション1階 やめたほうがいい”ばかり出てきて正直不安です。
安いのは魅力だけど、住んでから失敗したくないんです…」
このような不安は、決して珍しいものではありません。
むしろ、初めてマンションを検討する方ほど強く感じやすい感情です。
インターネット上ではネガティブな体験談のほうが目立ちやすく、「一階=失敗」という印象が強調されがちです。
まずは、この不安がどこから来ているのかを整理し、冷静に状況を見ていきましょう。
マンションの一階に住んで「後悔した」と言われやすい5つの理由 ⚠️
マンション一階に関する後悔の声を見ていくと、内容はある程度パターン化されています。
ここでは、SNSや個人ブログなどに実際に見られる声をもとに、代表的な5つの理由を紹介します。
単なる感想ではなく、なぜそう感じやすいのかという背景まで含めて理解することが重要です。
それによって、「避けるべき一階」と「問題ない一階」を見分けやすくなります。
① 防犯面が思った以上に気になった 🔐
X(旧Twitter)では、

「一階は窓やバルコニーが気になって夜に落ち着かない」
という投稿が複数見られます。
特に道路や駐車場に面した住戸では、人の気配を感じやすく、不安を覚えやすい傾向があります。
ただし、防犯性は階数だけで決まるものではありません。
オートロック・敷地の囲われ方・防犯カメラの配置によって体感は大きく変わります。
② 湿気やカビに悩まされた 🌧️
「梅雨時期に床がベタつく」「北側の部屋にカビが出やすい」といった声も一定数あります。
一階は地面に近いため、風通しや日当たりの影響を受けやすいのは事実です。
ただし、これは古い建物や換気計画が弱いケースで起こりやすい問題です。
断熱・換気がしっかりした建物では、必ずしも一階だから不利になるとは限りません。ただし、夏の湿気対策は必要となります。
③ 外からの視線がストレスになった 👀
「カーテンを常に閉めている」「昼間でも照明が必要だった」という声も見られます。
特に周囲に建物が近い場合、視線の問題は生活の快適さに直結します。
一方で、植栽・フェンス・窓の高さや配置など、設計で調整できる要素も多くあります。
視線対策が考えられていない1階住戸を選ぶと、後悔につながりやすくなります。
④ 外の音や気配が気になりやすい 🚗
「通行人の話し声や車の走行音が気になる」という意見もあります。
一階は外部との距離が近いため、環境音の影響を受けやすいのは確かです。
ただし、立地条件やサッシの性能、防音設計によって感じ方は大きく異なります。
音の問題も「一階だから」ではなく「条件次第」と考える必要があります。
⑤ 災害時の不安が拭えなかった 🌊
例えば、当社のある神奈川県内でも、エリアによっては浸水リスクが語られる地域があります。
そのため「大雨のたびに不安になる」という声が出やすいのも事実です。
ただし、これは一階すべてに当てはまる話ではありません。
ハザードマップ・地盤・建物の基礎計画を確認すれば、冷静な判断が可能です。
「やめたほうがいい」と言われやすい一階の共通点 🚫
マンション一階がすべて危険というわけではありません。
ただし、「やめたほうがいい」と言われやすい一階には、いくつか明確な共通点があります。
ここを知らずに選んでしまうと、住み始めてから違和感を抱えやすくなります。
事前に知っておくことで、後悔を大きく減らすことができます。
🚫ケース1:周囲から丸見えの配置になっている
道路や歩道と同じ高さで、遮るものがない住戸は、常に視線を意識する生活になります。
洗濯物や室内の様子が見えやすいと、無意識のストレスが積み重なります。
このタイプの一階は、プライバシー確保が難しい傾向があります。「一階+丸見え」の組み合わせは、特に注意が必要です。
🚫ケース2:建物のつくりや管理状態が弱い
築年数が浅くても、管理が行き届いていないマンションは存在します。
共用部が荒れている場合、一階住戸はその影響を受けやすくなります。防犯・清掃・メンテナンスの質は、日常の安心感に直結します。
管理体制が弱いマンションの一階は、後悔しやすい傾向があります。
🚫ケース3:災害リスクを十分に考慮していない
浸水想定区域にあるにもかかわらず、対策が講じられていない場合は要注意です。
一階は心理的な不安を感じやすく、住み続けるストレスにつながることもあります。
事前に地域の特性を確認していないと、「知らなかった」という後悔になりがちです。
情報収集不足のまま選ぶ一階は避けたいところです。
マンション一階で後悔しやすい人の4つの共通点 👤
マンション一階での後悔は、物件の良し悪しだけで決まるものではありません。
実は「どんな暮らし方・価値観の人か」によって、感じるストレスの大きさは大きく変わります。
ここでは、実際の相談事例や声をもとに、一階を選ぶと後悔しやすい人の共通点を整理します。
ご自身やご家族に当てはまる点がないか、確認しながら読み進めてみてください。
- 在宅時間が長く、音や視線に敏感な人 👂👀
在宅ワークが多い方や、日中も自宅で過ごす時間が長い方は、一階特有の外部環境を強く意識しやすくなります。
通行人の気配や話し声、外からの視線が気になると、無意識のうちにストレスが積み重なります。
特に「静かさ」や「人目を感じない空間」を重視する方は、一階との相性を慎重に考える必要があります。
暮らしの中心が自宅になるほど、環境の影響は大きくなります。 - プライバシーを最優先したい人 🚪
カーテンを常に開けて明るく過ごしたい方や、開放感を重視する方は注意が必要です。
一階は立地や配置によって、どうしても視線対策が必要になるケースがあります。
その結果、「常にカーテンを閉めがち」「思ったより閉塞感がある」と感じることがあります。
プライバシー確保を最重要視する方には、上階のほうが安心感を得やすい場合もあります。 - 「価格が安いから」という理由だけで選ぶ人 💰
一階は他の階より価格が抑えられていることが多く、魅力的に見えやすいポイントです。
しかし、価格だけを判断軸にすると、住み始めてから「思っていた暮らしと違う」と感じやすくなります。
音・視線・湿気などの特性を理解しないまま選ぶと、違和感が積み重なりやすくなります。
価格の理由を理解せずに選ぶことが、後悔の原因になりがちです。 - 将来の暮らし方をあまり想像していない人 ⏳
「今」だけで判断してしまうと、数年後のライフスタイルの変化に対応できないことがあります。
子どもの成長や働き方の変化、老後の暮らし方によって、一階の感じ方は大きく変わります。
将来像を描かないまま選ぶと、「その時になって初めて不満が出る」ケースも少なくありません。
一階は、短期視点よりも中長期視点で考えることが重要です。
また、1階住戸は下階に住戸が無いため、基礎スラブの熱の影響を受けやすくなります。床の断熱がしっかりされていない場合、上階住戸よりも「寒い」「暖まらない」という不満を持つ方も多くなります。
一方で、これらの共通点に当てはまらない方や、一階の特性を理解したうえで選ぶ方にとっては、非常に合理的で満足度の高い選択になることもあります。
大切なのは「一階が良い・悪い」ではなく、自分たちに合っているかどうかを見極めることです。
「賃貸1階はデメリットだからやめとけ」と言われるけど、分譲マンションは何が違う?🏠

「賃貸だと“1階はやめとけ”って言われますよね。
アパート1階で後悔した人の話も多いし…マンションと何が違うの?」
この疑問は非常に多く、混同すると判断を誤りやすくなります。
同じ「一階」でも、賃貸アパートと分譲マンションでは前提条件がまったく異なります。
ここでは、その違いを整理し、あなたの誤解を解消したいと思います。
「賃貸のイメージ」で分譲マンションを判断しないことが重要です。
賃貸アパート1階と分譲マンション1階の違いは? 📊
| 視点 | 賃貸アパート1階 | 分譲マンション1階 |
|---|---|---|
| 建物のつくり | コスト重視で簡易的 | 長期居住前提で堅実 |
| 防犯配慮 | 最低限の場合が多い | 設計段階から考慮 |
| 管理体制 | 弱いこともある | 管理組合が機能 |
これだけを見るとシンプルですが、実際の暮らしやすさには大きな差が出ます。
賃貸は短期利用を前提としたつくりが多く、防犯や耐久性が最低限の場合もあります。
一方、分譲マンションは長く住むことを前提に計画されているケースが大半です。
「同じ一階」でも、住環境の前提がまったく違うと理解することが大切です。
「一階がダメ」ではなく「建物の質」が問題 🏗️
ここが最も誤解されやすいポイントです。
断熱や換気がしっかりしていれば、湿気やカビの問題は抑えられます。
マンション選びでは、「階数」よりも「中身」に目を向けることが重要です。
実は「マンションの一階が人気」な理由と、向いている人 🌱

「“マンション1階 人気”とか
“分譲マンション1階 良かった”という声もありますよね。
実際、どんな人に向いているんでしょうか?」実際にマンション探しをされている方の中には「1階住戸限定で探したい」という方も大変多くいらっしゃいます。
ネガティブな情報が多い一方で、一階を積極的に選ぶ人がいるのも事実です。
ここでは、一階が選ばれる理由と、どんな人に向いているのかを紹介します。
メリットと向き不向きを理解することで、判断がしやすくなります。
「自分たちに合うかどうか」を考える視点で読み進めてください。
マンション一階が選ばれる理由 👍
一階はエレベーターを使わずに出入りでき、生活動線が非常にシンプルです。
ベビーカーや買い物後の荷物が多い家庭では、日々の負担が軽減されます。
戸建て感覚で生活することが可能です。
また、階下への音を気にせず生活できる点は、子育て世代にとって大きな魅力です。
将来を見据えたときにも、段差の少ない暮らしは安心材料になります。
特に庭付きの住戸の場合は、外からの目線を気にせず、庭と一体となった一戸建て感覚で過ごすことも可能となります。
戸建てとマンション一階を比較すると?🏠📊
| 視点 | 戸建て | マンション1階 |
|---|---|---|
| 管理負担 | すべて自己責任 | 管理組合が対応 |
| 段差 | 多い | 少ない |
| セキュリティ | 自己対応 | 共用部でカバー |
戸建ては自由度が高い一方で、管理や防犯をすべて自分で担う必要があります。
マンション一階は、戸建てに近い暮らし方と集合住宅の安心感を併せ持つ存在です。
「完全な戸建ては不安、でも上階は大変」という方に向いています。
一階が向いている人・向いていない人 👥
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 子育て中の家庭 | 音や視線に敏感な人 |
| 将来のバリアフリーを重視 | 日当たり最優先の人 |
| 管理の手間を減らしたい | 常にカーテンを開けたい |
| 庭でのアウトドア生活を楽しみたい | 最小限の家事で済ませたい |
これはあくまで目安ですが、自分たちの価値観を整理するヒントになると思います。
「何を優先したいか」を明確にすると、選択がぶれにくくなります。
一階が合う人にとっては、非常に合理的な選択になることも多いです。
管理が行き届いたマンションでは、過度に心配する必要はないケースも多いです。
マンション一階のデメリット|ゴキブリ問題の現実 🐜
マンション一階を検討する際、必ずといっていいほど話題に上がるのが「ゴキブリが出やすいのでは?」という不安です。
確かに、地面に近い一階は条件次第で害虫の影響を受けやすくなります。
ただし、一階だから必ず出やすいというわけではありません。
実際には、建物のつくり・管理状態・対策の有無によって大きな差が出ます。
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1. マンション一階は、やはりゴキブリが出やすいのでしょうか?
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結論から言うと、「条件次第では出やすくなるが、一階だから必ず多いわけではない」が実態です。
ゴキブリは階数よりも、エサ・水・侵入経路があるかどうかで発生します。
一階は地面に近いため侵入経路が増えやすい反面、上階でも排水管やダクト経由で出るケースはあります。
重要なのは階数そのものよりも、環境条件をどう管理できているかです。
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2. ゴキブリが出やすい一階の条件には、どんな特徴がありますか?
-
ゴキブリが出やすくなる一階には、いくつか共通点があります。
たとえば、ゴミ置き場が近い・飲食店が隣接している・共用部の清掃が行き届いていないといった環境です。
また、排水まわりの管理が甘い建物では、屋内に侵入しやすくなります。
「立地+管理状態」が重なると、発生リスクは高まりやすくなります。
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3. 逆に、ゴキブリが出にくい一階物件の特徴はありますか?
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はい、あります。
ゴキブリが出にくい一階は、共用部が清潔に保たれ、排水計画がしっかりしていることが大きな特徴です。
敷地内が整理されており、植栽やゴミ置き場の管理が行き届いているマンションはリスクが低くなります。また、築年数よりも「現在の管理状態」が重要な判断材料になります。
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4. 管理状態によって、どれくらい差が出るものなのでしょうか?
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実は、この差は想像以上に大きいです。
定期清掃や防虫対策が行われているマンションでは、一階でもほとんど見かけないケースも珍しくありません。
一方で、管理が弱いマンションでは、上階でも頻繁に発生することがあります。
ゴキブリ問題は「管理の質」を映す鏡ともいえるポイントです。
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5. 一階を選ぶ場合、個人でできる対策はありますか?
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もちろんあります。
侵入経路になりやすい排水口やサッシまわりの対策、室内を清潔に保つことは基本です。
加えて、管理組合がどのような防虫対策を行っているかを事前に確認することも重要です。
「物件選び+日常の対策」の両方を意識することで、不安は大きく軽減できます。
-
6. ゴキブリが心配な人は、一階を避けたほうがいいのでしょうか?
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ゴキブリへの嫌悪感が非常に強く、少しのリスクも許容できない方は、上階のほうが安心感を得やすいかもしれません。
ただし、「一階=必ず出る」というイメージだけで避けてしまうのは、少しもったいない面もあります。
管理状態や立地をしっかり見極めれば、一階でも快適に暮らしている方は多くいます。
不安の強さと許容度を踏まえ、自分に合う選択をすることが大切です。
このように、マンション一階のゴキブリ問題は
「階数」ではなく「環境・管理・対策」で決まるというのが現実です。
不安を正しく分解し、確認すべきポイントを押さえることで、冷静な判断ができるようになります。
また、一戸建てと同様に、マンションの低層階では「蚊」の対策も必要となります。「蚊」は風に弱いため、上層階には上がることが出来ません。マンションとは言え、低層階の場合には「蚊」が居ることは承知しておく必要があります。
まとめ|マンション一階は「やめる」か「選ぶ」か、判断軸を持つことが大切 📝
マンション一階には、防犯・視線・湿気・音・害虫など、確かに注意すべき点があります。
そのため検索結果では「後悔」「やめたほうがいい」といった言葉が目立ち、不安になるのも自然なことです。
しかし実際には、一階だから必ず後悔するわけではなく、後悔しやすい条件が重なったときに問題が起きやすいというのが現実です。
特に後悔につながりやすいのは、
「周囲から丸見えの配置」「建物や管理体制の弱さ」「災害リスクを把握しないままの購入」など、
物件選びの段階で見極められるポイントを見落としてしまったケースです。
これらは階数の問題というよりも、情報収集不足や判断軸の不明確さが原因であることが少なくありません。
一方で、
- 子育て中で生活動線を重視したい
- 階下への音を気にせず暮らしたい
- 将来を見据えて段差の少ない住まいを選びたい
- 庭付き住戸で、外部と一体となった生活を楽しみたい
といった方にとって、マンション一階は合理的で満足度の高い選択肢になることもあります。
「向いている人」にとっては、一階は決して妥協ではなく、最適解になる場合もあるのです。
大切なのは、「マンション一階は良い・悪い」という二択で考えないことです。
建物の質、管理状態、立地環境、そしてご自身やご家族の暮らし方を照らし合わせながら、
自分たちに合っているかどうかという視点で冷静に判断することが、後悔しない住まい選びにつながります。
もし
「自分たちの場合は一階が合うのか分からない」
「マンションか戸建て、どちらが将来に合っているのか迷っている」
と感じたら、一度立ち止まって整理することも大切です。
また、1階住戸は床面の断熱性能によって、冬期の快適さが大きく変わってきます。床面の断熱性能を見極める必要があります。マンションの1階住戸を検討していて、この記事を読んでもまだ不安が残っている方は一度当社にご相談ください。

住まいは、買って終わりではなく、これからの暮らしを積み重ねていく器です。
目先の条件だけでなく、10年後・20年後を見据えた視点で、納得のいく選択をしていただければと思います。
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