伊勢原に移住して注文住宅を建てるのはあり!?
丹沢の山々を望む自然豊かな伊勢原市。都市の喧騒から一歩離れた場所にありながら、都心や横浜へのアクセスも良く、「のびのびとした暮らし」と「利便性」を両立できる穴場エリアとして注目を集めています。
この記事では「伊勢原 戸建て」「伊勢原 移住」双方の検索意図に応えるべく、支援制度、暮らしの魅力、子育て環境、土地相場、そしてエリアごとの住みやすさまで幅広くご紹介します。
伊勢原市の移住・住宅支援制度について

伊勢原市では、若年層や子育て世帯の定住を促進するための各種支援制度が整備されています。特に、空き家活用やリフォーム支援、災害対策に関する補助制度など、郊外住宅地ならではのサポートが特徴です。
伊勢原市の主な制度(2024〜2025年)
伊勢原市では、住宅の取得・活用に関して次のような独自制度が整備されています。県内でも伊勢原特有の支援内容があり、移住・定住を考える方にとって経済的にも心強い内容です。
■ 空き家バンク登録制度
伊勢原市が管理する「空き家バンク」制度は、市内の活用可能な空き家情報を集約・公開し、移住希望者へ紹介する取り組みです。
項目 | 内容 |
---|---|
対象物件 | 改修可能な空き家・一定の居住性を満たす住宅 |
支援内容 | 市職員がマッチングを支援、物件によっては改修費補助あり |
特徴 | 大山麓や農村エリアなど、他市にはないロケーション物件が多数 |
引用元:伊勢原市 空き家バンク制度
■ 木造住宅耐震改修補助
災害に備えた住宅強化を目的に、旧耐震基準の住宅を対象とした改修補助制度を設けています。
旧耐震基準の住宅を対象とした改修補助制度
- 補助額:最大100万円
- 条件:1981年(昭和56年)以前の旧耐震基準の木造住宅が対象
- 特徴:神奈川県内でも早期から独自予算で展開しており、定住後の安全確保を支援
■ 定住促進奨励金(若年世帯向け・予算枠型)
市内への移住・定住を促す目的で、一定の要件を満たす若年世帯に奨励金を交付する制度です。
若年世帯に奨励金を交付する制度
- 補助額:最大20万円(年度・予算上限あり)
- 条件:世帯年齢、居住期間、所得などを審査
- 対象:住宅を取得し伊勢原市に居住する若年世帯・子育て世帯
■ 若年・子育て世帯住宅取得補助(県制度活用)
伊勢原市は、神奈川県の「若年・子育て世帯定住促進補助金」対象市町の一つであり、以下の補助が利用可能です。
対象内容 | 中古住宅購入・リフォーム |
補助金額 | 最大50万円(所得要件あり) |
注意点 | 事前申請必須/事後報告など手続きあり |
また、神奈川県全体で実施している「若年・子育て世帯定住促進補助」も利用可能で、県外・市外からの転入者に対し、住宅取得やリフォーム費の一部が助成されるケースもあります。
土地購入+注文住宅の建築でもこれらの補助制度が活用できます。県制度と組み合わせてコストを抑えながら、性能やデザインにこだわった家づくりをしてみることも検討してみるとよいでしょう。
伊勢原ならではの魅力とは?

伊勢原市が持つ独自の魅力は、ただの郊外都市とは異なる「自然」「文化」「利便性」のバランスにあります。以下ではその魅力を具体的に掘り下げていきます。
1. 豊かな自然と観光資源
たとえば、伊勢原市の象徴ともいえるのが「大山(おおやま)」です。登山や紅葉シーズンには県内外から多くの人が訪れる観光地で、日常的に自然を感じながら暮らせる環境が整っています。また、「日向薬師」や「渋田川の芝桜」などの自然景観も身近にあり、四季折々の美しさを楽しめます。
自然スポット | 特徴 |
---|---|
大山 | 登山・信仰の山・紅葉が有名 |
日向薬師 | 歴史ある薬師如来と静かな森 |
渋田川の芝桜 | 春には一面ピンクのじゅうたんに |
田園風景 | 家庭菜園や農的暮らしも可能 |
こうした自然資源に囲まれながら、日常生活を送れるのが伊勢原ならではの醍醐味です。
2. 地域文化とコミュニティのあたたかさ
伊勢原は「人とのつながり」を感じやすいエリアでもあります。地域でのつながりを大切にする人々が多く、地元のまつりや行事が根付いているため、移住者でも地域に溶け込みやすい傾向があります。
代表的なイベントには、戦国武将・太田道灌に由来する「伊勢原観光道灌まつり」や、大山詣でを再現した行列など、地域の歴史と文化を体感できる催しが豊富です。こうした地域文化が、生活に彩りと安心感をもたらしてくれます。
また、伊勢原市は大学生の下宿先としても一定のニーズがあり、若年層比率が比較的高い点も特徴のひとつ。幅広い世代が暮らすことで、まち全体に活気があるのも魅力です。
3. アクセスの良さ
都市近郊にありながら、自然と都市機能の“ちょうどいい”距離感も伊勢原の強みです。
手段 | 内容 |
電車(小田急) | 伊勢原駅から新宿駅まで直通で約60分 |
車(高速道路) | 東名厚木IC・伊勢原大山ICが近く便利 |
生活圏 | 駅前にはスーパー、銀行、病院、飲食店が集積 |
都内勤務の方でも、リモートワークを取り入れた「通勤+郊外居住」のハイブリッドな暮らし方がしやすい立地です。
4. 医療・子育て環境の安心感
医師数や病院数は神奈川県平均を上回る水準で、一次〜三次救急まで対応可能な体制が整っています。
小児医療費助成制度や妊娠出産サポート、放課後児童クラブなど子育て支援も充実。
伊勢原に戸建てを注文住宅メリットとは?

伊勢原で家を建てることには、多くの“暮らしやすさ”が詰まっています。自然と都市機能のバランスが良く、地価や土地面積、インフラ、通勤環境など、さまざまな点で「家を持つ場所」としての魅力を備えています。
ここでは、具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
理想の間取りが実現しやすい広い土地
伊勢原市では、比較的ゆとりある敷地が確保しやすいため、平屋建てや中庭のある家、家庭菜園や広い駐車場付き住宅など、多様な間取りプランを現実的に実現できます。都市部では叶わない「のびのびとした家づくり」が可能です。
インフラが整った郊外環境
郊外エリアであっても、上下水道やガスなど基本インフラの整備が進んでおり、「自然が豊かな場所=生活が不便」という懸念は少なく済みます。市内全域で安心して住宅建設・移住が可能です。
通勤とリモートワークの両立がしやすい立地
小田急線で都内への通勤が可能なうえ、周囲の自然環境や静かな住環境が、リモートワーク時の集中やリフレッシュに最適です。出社と在宅をバランスよく使い分けるワークスタイルに向いています。
セカンドライフや多世代同居にも適したバランスの良さ
自然・住宅価格・医療体制・教育機関がバランスよく整っているため、子育て世代はもちろん、リタイア後の移住先や親子での2世帯同居の場としても選ばれています。
伊勢原で暮らす際に知っておきたいデメリット

どんなエリアにもメリットがあれば、当然注意すべきポイントもあります。伊勢原市での暮らしを検討するうえで、あらかじめ知っておきたい不便さや気候・インフラに関する特徴を把握しておくことは、移住後の後悔を防ぐ重要なステップです。
車が前提となる生活圏もある
駅から離れたエリア(特に板戸・串橋・大山方面)では、バス本数が少なく、日常の買い物や通院に車が必要となる場面もあります。運転に不安がある方は、なるべく駅近エリアを選ぶとよいでしょう。
娯楽・大型商業施設はやや限定的
日常生活に必要なスーパーやドラッグストアは充実していますが、映画館や大型ショッピングモールといった娯楽施設は市内には少なめ。休日のレジャーは厚木や海老名方面へ足を伸ばすケースが多くなります。
山間部特有の湿気や積雪による影響
大山方面などの標高が高い地域では、冬季の積雪や湿気の影響を受けやすく、外壁・屋根・給湯設備などのメンテナンスサイクルがやや短くなることも。家の耐久性や気候対応を意識した建築計画が求められます。
- 駅から離れたエリアはバス本数が少なく、車移動が前提となる
- 都内や横浜と比べると娯楽施設・大型商業施設は限定的
- 一部の山間部は積雪や湿気の影響を受けやすく、メンテナンスコストが高くなることも
【エリア別】伊勢原市で注文住宅を建てるならどこが狙い目?

伊勢原市内では、エリアごとに住環境やライフスタイルに応じた個性が異なります。通勤利便性を重視したい人、自然の中で静かに暮らしたい人、観光地に近い立地で非日常を楽しみたい人など、それぞれのニーズに応える選択肢があります。
ここでは代表的な3つのエリアについて、土地相場や暮らしやすさの観点からご紹介します。
伊勢原駅周辺(利便性重視)
伊勢原駅を中心としたエリアは、小田急線を利用して都心への通勤がしやすい点が魅力です。駅前には商業施設や行政機関、病院、銀行などが集まっており、生活利便性の高さが際立ちます。子育て世帯や共働き家庭、駅チカ重視の方におすすめです。
坪単価:約40〜60万円
アクセス:小田急線で新宿まで直通60分圏内
商業施設:イオン伊勢原・駅前商店街・ドラッグストア多数
学校:伊勢原小・中学校など通学利便性◎
板戸・串橋・岡崎エリア(自然と暮らす郊外型)
市街地から少し離れたこのエリアは、田園風景が広がるのどかな住宅地です。土地価格も比較的安価で、広い敷地を確保しやすく、家庭菜園やガーデニングを楽しむ方に人気です。駅から距離があるため車移動が基本ですが、その分静かで落ち着いた暮らしを実現できます。
坪単価:約30〜45万円
交通:駅からは車で10〜15分
特徴:田園風景が広がり、菜園・家庭菜園を楽しむ人も多い
大山・日向エリア(観光・山暮らし志向)
大山や日向薬師といった観光資源に近く、自然との距離が非常に近いエリアです。別荘のようなライフスタイルを求める人や、週末に山歩きや静かな時間を過ごしたい方にぴったり。冬季は積雪があるなど自然環境に配慮した暮らしが求められますが、その分唯一無二の環境が手に入ります。
坪単価:約25〜40万円
特徴:大山登山や観光地が近く、別荘ライクな住宅も人気
課題:アクセスには車必須、冬季は積雪もあり
土地価格と戸建て住宅の相場(2024年版)
エリア | 坪単価(目安) | 総額目安(建売・注文含む) |
伊勢原駅周辺 | 40〜60万円 | 4,000万〜5,500万円 |
板戸・岡崎・串橋 | 30〜45万円 | 3,200万〜4,500万円 |
大山・日向エリア | 25〜40万円 | 2,800万〜4,200万円 |
※土地条件・建物仕様により価格は大きく変動します。
※価格は土地の形状・接道状況・建物グレードによって大きく変動します。また、駅近の利便性を優先する場合や、自然環境を重視して郊外を選ぶ場合で費用対効果も変わってきます。
伊勢原市内は比較的リーズナブルな坪単価帯でありながら、ゆとりある敷地や理想の間取りを実現しやすいのが特徴です。駅周辺では利便性を求めるファミリー層に人気があり、郊外型では二世帯住宅やセカンドライフ志向の建築も多く見られます。
施工事例のご紹介|地域と家庭、内と外をつなぐ「いんたーハウス」

断熱性能UA値0.26を誇り、パッシブハウス認定を受けた高性能住宅「いんたーハウス」。相模国三宮・比々多神社の参道沿いに建つ、3世代が共に暮らす平屋の邸宅です。日射取得とパッシブ設計にこだわりながら、神事と日常、家族と地域をつなぐ「間(インター)」の思想が随所に込められた設計が魅力です。
マルシェを併設した土間空間、大きな屋根とウッドデッキによる中間領域、各部屋をつなぐ廊下やブリッジが、まさに「家族と家族」「神と人」「内と外」を緩やかに繋ぎます。まさに“伊勢原らしい住まい”の好例として、移住検討者にも大いに参考になる事例です。
伊勢原に戸建てを建てた住まい手の声|3世代が暮らす平屋住宅からの実体験レポート
伊勢原市にて、親子3世帯でのびのびと暮らすM様から、お住まいの感想をお寄せいただきました。あすなろ建築工房が手がけた平屋住宅の住み心地や、家づくりの気づき・工夫が詰まったリアルな声です。
✴ 住まいづくりを決めた理由
施工実績を見て「雰囲気の良さ」を感じたことと、限られた条件の中で柔軟にアイデアを形にしてくれる安心感があり、あすなろ建築工房を選びました。
✴ 実際に暮らしてみて良かった点
- キッチン周りの収納が豊富で、とても使いやすい
- 洗濯動線がよく考えられており、家事のストレスが少ない
- 畳下収納は、座れる高さでちょっとした腰掛けにもなって便利
- 昇降式の洗濯干しや、玄関横の手洗いは設置して本当に良かったと感じています
- ダイニング下のコンセントも意外と活躍の場が多く、重宝しています
✴ こうすれば良かったと思う点
キャットウォークとマルシェ空間の間口をもっと広くすれば、日々の移動が楽だったかも。書斎がやや狭く、通気性が低いと感じることがあるため、広さや窓の配置にも配慮が必要でした。
✴ これから家を建てる方へ
家族構成や生活スタイルに応じて、小さな設備の有無が大きな快適性の差になります。収納、動線、コンセントの位置など、「暮らしの一歩先」を想像しながら考えることが大切です。
まとめ|伊勢原で注文住宅を建てて、自然とつながる暮らしを
伊勢原市は、都心アクセス・住宅コスト・自然との距離感といった点で非常にバランスが良く、「戸建て志向の移住先」として魅力的なまちです。
「静かなまちでのびのび暮らしたい」「家庭菜園や自然遊びがしたい」「家族の時間を大切にしたい」という方には特におすすめです。
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