2010年5月26日 つぶやき(家づくり以外のこと)

顔の見える仕事

先日リフォームの現場で事件がありました。システムキッチンの取り付け作業にやってきた職人が駐車場が無いことに腹をたて、監督に暴言を吐いたとのこと。朝早かったために、担当の監督がまだ電車の中で、その場で連絡がつかなかったために駐車場の場所をお施主さんにお伺いしたことからトラブルに至ってしまいました。システムキッチンはメーカーの責任施工となるので、取り付けをする職人は私たち工務店が手配するものでなく、メーカーから手配されるので、どこの誰が作業を行うのか実は分からないのです。監督からは「現場には駐車場がなく、近隣のコインパーキングを使用すること」をメーカー担当者に伝えてあったのですが、情報が伝わったのは取り付け作業する下職の親方までで、作業する若い職人に駐車場が無いことが伝わっていませんでした。若い職人が右往左往する間、お客様にご心配をおかけすることになってしまいました。本日、代理店、メーカー担当者が揃って、この件の謝罪に訪れました。その若い職人を呼んで、今後のこともあるのできちんと話をしておきたかったのですが、既にその業者を辞めてしまったとのことでした。

社員教育の大事さを改めて感じる事件となってしまいました。顔が見えない仕事は怖いです。お客様にとっては、下請も元請も関係なく、現場に来る人は皆同じ「職人さん」です。今後、このようなことが無いよう、きちんと顔が見える仕組みを作って行きます。



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