2008年9月15日 現場報告

遣り方

Sp1120231 本日は新しく始まる東戸塚の現場の遣り方に沖工務店の社長と大工さんと一緒に行ってきました。遣り方(やりかた)とは、建物を建てる場所の回りに杭を打ち込んで杭に板(貫)を貼り付けて建物の通り芯を示す作業です。これがずれると建物自体がずれて施工されてしまうのでとっても重要な作業です。人に聞いた話では、この遣り方を間違ったために、竣工後に確認申請を出しなおしたり、解体して基礎からやり直した例も聞きます。造成を伴う新興住宅地ではお隣の敷地に間違って遣り方をしてしまい、そのまま家を建ててしまったという笑うに笑えない話を聞いたこともあります。今回は敷地が前面道路と3m以上高低差があるので、いつもとは違います。とりあえず、高い位置の地盤において、遣り方を行い、そこで矩(カネ)(直角のこと)をだして、この矩を低い地盤レベルにトランシットを使って移します。レベル的には設計図通りで問題なし。敷地境界がなぜか敷地測量図と25mm違っていましたが、設計上のクリアランスの範囲内なのでOKです。これで山留め工事がいつでも始められます。



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