スミレはうす

ご家族が長年暮らしてこられたご自宅を建て替え、「小さくても確かな幸せを感じられる家にしたい」「誠実な気持ちが感じられる家にしたい」というご夫婦の想いから生まれたのが〈スミレはうす〉です。

基本設計に進むにあたり、これまでのお住まいで感じていたお困りごとや、日々の中で大切にされてきたことを丁寧にお伺いし、これからの暮らしにふさわしい住まいをご提案しました。

敷地は34坪。日射取得と視線の配慮が求められる立地条件ではありますが、南側に広がる道路のおかげで光をしっかりと確保できるため、木製フェンスで緩やかに目線を遮りながら、1階にリビングを配置するプランとしました。敷地条件を活かした、明るくのびやかな空間構成となっています。

スミレはうす

「小さくても確かな幸せを感じられる家」
「誠実な気持ちが感じられる家」

point

暮らしの工夫やご家族の“好き”を散りばめた、さまざまなこだわりも。
お気に入りの雑貨を飾れるように設けた棚、家族みんなで囲めるキッチン中央の作業カウンター、そして回遊動線のあるキッチン。玄関から続くアーチ型の開口は、遊び心のある印象的なアクセントとなっています。

2階の寝室には、あえて壁を設けずカーテンで仕切るウォークインクローゼットを設け、将来的な可変性にも配慮。ご主人の趣味であるレザークラフトのためのスペースも設けており、ご家族それぞれの”居場所”がある住まいとなりました。

住まう人の想いが、住まいのすみずみにまで感じられる、あたたかな一棟です。

竣工：2023年3月