鎌倉の平屋をリノベーション!リフォームのアイデアや費用相場をご紹介
「鎌倉で中古の平屋を購入してリノベーションしたい」
「鎌倉の平屋が古くなってきたからリノベーションしたい」
このように鎌倉でリノベーションを考えている方もいらっしゃるでしょう。
リノベーションを満足のいったものにするには、費用や注意点を知っておくことが大切です。
本記事では、鎌倉の土地の特徴のほか、平屋のメリット・デメリット、リノベーションをする際のアイデアをご紹介します。
鎌倉で生活をしたい、平屋のリノベーションを検討している方は、ぜひご一読ください。
平屋をリノベーションする前に知っておきたい鎌倉の魅力!

鎌倉には自然と歴史、街並みといった魅力が多く、鎌倉で生活をしたいという方も多くいるエリアです。
海の見える家に住みたい、
自然を身近に感じられる生活を送りたい
といったご要望に沿った住まいが建てられます。
また、都内へのアクセスが良いことや、おしゃれなレストランやカフェが多いことも魅力です。
都内よりも自宅に駐車場を造りやすいのも魅力でしょう。
平屋のメリット・デメリット
平屋の住まいにはどのようなメリット・デメリットがあるのか、リノベーションをする前に改めて確認しましょう。あらかじめ知ることで、対策や準備をしたうえで快適な生活を送れるようになります。
観点 | メリット | デメリット |
---|---|---|
動線・移動のしやすさ | 階段がなく、生活動線が短くなるため移動が楽 | – |
家族との関係性 | 距離が近くなり、家族との会話や気配を感じやすい | – |
安全性 | 階段がないため、転倒・怪我のリスクが減少 建物が低く、地震や風に強い | 水害時は上階に逃げられず、避難先の確保が必要 |
セキュリティ | – | 開口部が1階に集中し、侵入されやすい。対策には防犯ガラス・柵・シャッター等が必要 |
コスト | – | 土地が広く必要で物件数が少なく、取得・改修費が高くなりやすい |
立地の影響 | – | 人気エリアでは価格が割高になりやすい |
平屋のメリット
平屋には、2階建てや3階建てにないメリットがあります。今回は平屋のメリットを、3つご紹介します。
暮らしていく中でどのようなメリットを得られるのか、ぜひ一度ご確認ください。
動線が短くなるため移動しやすい
家族とのコミュニケーションが増える
怪我をする可能性が減る
動線が短くなるため移動しやすい
平屋は2階建てと比較すると、動線が短くなるため、移動しやすくなる特徴があります。
例えば2階建ての場合、ベランダは2階で洗濯機は1階のプランの場合が多くありますが、
洗濯のために往復する必要があるなどの問題が出てきます。
家族とのコミュニケーションが増える
平屋は動線が短くなることで部屋同士の距離も近まり、家族の会話が増えるようになります。
リビングを通ってから子ども部屋へ向かう間取りにすると、必ず顔を見るため家族の会話が生まれます。
家族の気配を常に感じられることができるので、小さなお子様がいる家庭でも安心して生活できるでしょう。また、同じフロアにいるため、声や物音でどこにいるか気づけるようになります。
怪我をする可能性が減る
平屋は階段や段差を使用した箇所が、2階建てと比較して少ないです。
そのため、転倒する可能性が減り、怪我をする危険性も下がります。
小さなお子様やご高齢のご家族と一緒に住む場合には、安心して暮らせるでしょう。
さらに、建物自体の高さが低くなるため、地震や強風に強いといったメリットもあります。
家が倒壊するリスクが低くなるため、万が一の時でも家の中で怪我をする可能性が下がります。
平屋のデメリット
平屋にはメリットはもちろん、デメリットもいくつかあります。
どのような弱点があるのか、理解をしたうえでどういったリノベーションを施工するかご検討ください。
セキュリティ対策が難しい
水害時のリスクが高い
物件によっては高額になる
セキュリティ対策が難しい
平屋は開口部がすべて1階に集結するため、外から家全体の様子が確認できてしまいます。
そのため、侵入もしやすくなり、セキュリティ面での不安が残ります。
平屋のセキュリティを向上させるには、窓ガラスを防犯ガラスにする、
シャッターや外から内側が見えないように柵を設置するなどの設計面での工夫が必要です。
水害時のリスクが高い
平屋は建物の高さが低くなるため、地震に対しては強さがあります。
しかし、上に逃げ場がないため、水害が発生した時はリスクといえます。
そのため平屋の場合は、もしもの場合の避難場所を含めての立地選びが重要です。
立地選びの際はハザードマップを確認し、洪水被害を受ける可能性があるか確認しましょう。
鎌倉のような海が近くにある土地で、平屋へのリノベーションを考えている場合は、
災害発生時に備えた施工プランをご検討ください。
物件によっては高額になる
中古の平屋物件は数が少なく、物件が見つかったとしても通常の中古物件の相場よりも高くなっている場合があります。
また、土地面積が2階建てよりも必要となるため、リノベーション費用が高額になる恐れもあります。
特に鎌倉のような人気がある狭いエリアの場合、平屋の物件は相場よりも高くなる可能性があるでしょう。
平屋をリノベーションする際の費用相場
平屋をリノベーションする際、どの程度の費用がかかるのか気になる部分かと思います。
以下でリノベーションの場合と、部分的なリノベーションをする場合の2つを解説します。
リノベーションの費用相場
平屋をリノベーションをした場合、総額で500〜5,000万円とされています。
費用に開きがある理由としては、建物の状態やリノベーションをする内容によって変動するためです。
元の建物の状態が良ければ費用は抑えられますが、状態が悪い場合にはかなりの費用となる場合がございます。
また機能性や建材などにこだわると、同じような内容の工事でも費用が大きく変わります。
リノベーションの前に予算を決めて相談したうえで依頼しましょう。
部分別リノベーションの費用相場
国土交通省による費用一覧によると部分別にかかるリノベーションの費用は以下のようになります。
その他壁紙や床材の変更など自然素材を用いたリフォーム工事の場合には、
必要な箇所によってかかる費用は異なります。
参考元:国土交通省「部分別リフォーム費用一覧」
平屋のリノベーション費用を抑える方法

リノベーションの費用を少しでも抑えたいという方は、多くいらっしゃるでしょう。
広く一般的に流通している新建材やメーカー品を使用することで、費用を抑えた計画も可能となります。
費用を抑えながら理想の家へとリノベーションするための方法を、以下一般的な事例として、3つご紹介します。
複数の会社に相談をする
少しでもリノベーションにかかる費用を抑えるためには、いくつかの施工会社から見積もりをもらうことも参考になる場合がございます。
同じ内容で依頼した時に、どのような部分に費用がかかるか、
費用相場が判断できる材料となることもあるでしょう。
ただし、費用を抑えたいからといって、安さだけで施工会社を選ぶのは、良いとは言えません。
見積りは一つ一つを積み上げていく、家づくりにとって大切な作業となります。
安さだけでなく、信頼関係を大切にしながら、
提案力や施工会社の得意分野なども含めて、納得できる金額であるかを考えて判断しましょう。
地元の工務店の利用も検討する
施工時の費用を抑えるコツとして、依頼する施工会社を大手建築会社ではなく、
地元の工務店にすると良い可能性があります。
大手建築会社は建材や規格の共通化、大量生産によって原価コストが低い傾向です。
反対に工務店の建材費はやや高くなりますが、人件費や広告費などが大手建築会社よりもかからないため、
全体の費用としては安く済む傾向にあります。
但し、このような地元の工務店の場合には、相見積を行っていない場合も多いので注意も必要です。
鎌倉で平屋のリノベーション時に利用できる補助金・助成金
鎌倉で平屋のリノベーションをする際、補助金や助成金を活用できる可能性があります。
1981年5月31日以前に建てられた建物を改修する場合や、介護のために建物を改修する場合です。
また、省エネ機器の設置によっても得られる場合があります。いずれも利用できるかどうかは、住宅の状態によって異なるため、気になる場合は鎌倉市役所へ相談しましょう。
平屋をリノベーションする際の注意点
平屋をリノベーションする際に注意すべきこともご紹介します。
事前に知っておき、対策を立てておくと、よりスムーズにリノベーションを進められるでしょう。
耐震診断や調査を事前に実施する
工事前に、必ずリノベーション予定の建物の耐震工事を行いましょう。
以前に建てられた建物では、現在の耐震基準を満たしていない場合があるためです。
また、既存住宅状況調査を実施すると、リノベーションが行える状態であるかどうかを専門家に判断してもらえます。
安心して住み続けるためにも、しっかりと事前調査を実施しましょう。
実績のある業者に依頼する
リノベーションの業者選びをする際に気になるのは価格ですが、価格以外の面でも気にしておくべき点があります。
依頼をしようと考えている業者に、リノベーションの実績があるかどうかです。
施工業者によって得意としているテイストや、手がけてきた件数などが異なります。
自身の理想の住まいを作るためにも、目指している形に近い建物を建てた実績のある業者へ依頼しましょう。
確認申請が必要となる場合がある
リノベーションをする際、元の住まいをそのままの大きさで工事する場合、確認申請は必要ありません。しかし、増築をする場合は確認申請が必須です。
また、2階から平屋に減築する場合も基本的に確認申請は必要ないですが、
場合によっては必要となるため、施工会社や市役所に確認しましょう。
工事期間中の仮住まいを用意する
住んでいる家をリノベーションする場合、仮住まいが必要となります。
その場合はどのようなエリアに住むのか、いつまで契約をすべきかなどの確認も必要です。
また、中古住宅を購入してリノベーションする場合も、
現在住んでいる家をどうするのか、いつまで住むのかなどの確認を行う必要があります。
新築にする方が安く済む場合もある
リノベーションする家の状態によっては、新築を建てるとき以上にお金がかかる場合があります。
通常、土台や柱などの既存構造体を活用して工事をする場合は、新築の工事費用の6~7割程度です。
しかし、耐震性や地盤などに問題があり、大掛かりな工事が必要な場合は高額な費用が発生します。
さらに、リノベーションのプランや使用する建材によっても費用が変わるため、
場合によっては新築の方が安く済む可能性があることを理解しましょう。
鎌倉で平屋のリノベーションをする際のアイデア
平屋のリノベーションをする際、どういった住まいにするかのヒントとしてアイデアを5つご紹介します。どういった住まいにするか悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
2階建てから平屋に減築する
中古住宅を探している場合、平屋の住宅が見つからないこともあるでしょう。
どうしても平屋に住みたい方は、2階建てを平屋に減築する方法もご検討ください。
2階を解体して建物の重量が軽くなるため、
大規模な耐震工事を受ける可能性も少なく、価格を抑えて平屋の夢を叶えられるでしょう。
ただし、2階部分の屋根や床を解体する必要があるため、
部分的な解体や床のみの解体で費用を抑える方法もあります。
天井の高さを活かした空間を作る
平屋の強みの1つに、天井の高さに自由が利く点があります。
天井をフラットにするのではなく、勾配天井にすると広い空間を演出できます。
開放感のある住まい作りを目指す場合は、ぜひ検討しましょう。
また、天井の高さを調節して、緩やかに空間を区切る間取り作りが可能です。
使える床部分を増やすために、ロフトを作るという手段もあります。
大きな窓やウッドデッキを増設
平屋は高さがないために、採光を取れない場合があります。
明るい部屋を作るほか、開放感を演出するためにも、大きな窓を取り入れましょう。
さらに視野を広げるため、ウッドデッキを設置するとより広い部屋を演出できます。
ただし、平屋での大きな窓やウッドデッキは、防犯面の対策が必要です。また、断熱性が下がるなどの問題もあるため、施工業者と話し合ってバランスの取れた住まい作りを行いましょう。
鎌倉の自然あふれる土地で、建物に自然素材を使用したワンランク上の生活
建物の中にもふんだんに使用した自然素材が、
鎌倉の土地の豊かな景色と調和することで、ゆったりとした空間を演出できます。
都心へ出るにも遠くない場所で、自然に囲まれた豊かな暮らしが身近なものになるかもしれません。
古きよきものを残し、経年美化を愉しむ
歴史的建造物も多く現存している鎌倉では、大切にされている建物がたくさんあります。
古いものを取り換えてしまうのではなく、永く大切に受け継いでいく、
そして時間と共に変化する建物の「経年美化」を愉しむ豊かな生活を実現可能です。
まとめ
本記事では、鎌倉で平屋のリノベーションをする際の注意点や、鎌倉という土地の特徴などをご紹介しました。
鎌倉は東京よりも落ち着いた街で、優雅に暮らすのに適した土地です。
また、平屋は土地面積を使うため、東京よりも平屋を建てるのに適しているでしょう。
鎌倉の建物は古くから大切にメンテナンスをされてきた建物が多くあるため、
資産価値としても大切な建物を永く引き継いでいく、自然素材を用いたリノベーションをお薦めいたします。
自身の理想の住まいに近い施工実績を持った業者や、立地的に平屋でも問題ないかなど、
入念に下調べをして平屋をリノベーションしましょう。
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