家づくりコラム

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こちらのコラムでは、その時々の時流にあった家づくりにまつわる話を1コラム1テーマで解説していきます。

長く使うことを考えた設備器具選び

2020.12.23

設備

設備器具選びは慎重に

トイレ・洗面住宅にはキッチンや浴室、トイレなどの水周りの設備器具は必要不可欠です。毎日使うものですし、長く使うものなので、器具を選定する際には慎重に選定する必要があります。
量産ハウスメーカーや建売住宅では、「いかに安く手に入るか」という理由だけで、システムキッチンやユニットバスや洗面台などの住宅設備を選定しています。初期投資額を抑えたローコスト住宅を求めるのであれば、仕方ないことですが、長い目で考えると、「安く手に入る」という観点で選定した器具は長くは使うことができないものです。このような住宅設備器具は住宅設備は見た目はカッコいいのですが、流行り(はやり)廃り(すたり)があるものなので、数年でなんだかみすぼらしく感じられてきます。また、コストを抑えて作ってあるものなので、使っているうちに何かと不具合が出てくるものが多いと感じます。

 

設備器具を選ぶポイントは?

飽きの来ないデザインでは、どんな観点で設備器具を選定すればよいか?
まず「長く使っていていても飽きのこないデザインのもの」を選ぶことがよいと思います。
毎日の生活の中で必ず目にするものなので、一時的な流行デザインで作られたものは、早い段階で飽きが感じられてくるものです。

 

 

次に「丈夫で壊れにくいもの」を選定するとよいでしょう。
最近の住宅設備は便利さを追求していろいろな電気仕掛けの機能が付いていたりしますが、まず最初にこのような機能部分が壊れてしまいます。出来れば昔ながらのシンプルな機能のものが結局は長く使えるものと感じます。
また、水栓などはサーモスタット付きの水栓やワンハンドルの混合水栓が主流となってはいますが、サーモスタットや混合水栓のカートリッジが5年くらいで壊れてしまうものも多くあります。給湯器の給湯温度を高く設定しないのであれば、サーモスタット付き水栓は必要なく、安価で壊れにくいツーハンドル水栓を選ぶことをお勧めします。

 

キッチンの場合

キッチンキッチンは、キッチンメーカーのものから、造作キッチンまで、その巾はかなり広くなります。
大工さんに作ってもらうシンプルな造作キッチンなら20~30万円でも可能です。
最高級のシステムキッチンは500万円するものもあります。

オーダーの造作キッチンは、希望に合わせて引き出しの深さや位置などを細かく指示することが可能です。引き出しは製作する場合に、部材と金物を多く必要とするので、引き出しの数が多くなると価格は上がってきます。

オーダーの場合には、引き出しの数は必要最小限にとどめ、オープンの部分や開き扉の収納などを用途に合わせて配置するのが価格を抑えるコツです。

特にこだわりがないのであれば、システムキッチンとすることも良いかと思います。
その場合はサイズが限定されるので、規格サイズに合わせて間取りを検討する必要があります。ただし、システムキッチンの廉価グレードのものは、使用する材料がチープで、作り方も大雑把なものが多いので、長く使うことは前提にしないほうがよさそうです。

また、最近は格安大型家具店などでもキッチンを扱っている場合がありますが、これは「安かろう悪かろう」がぴったりと当てはまりますから、新居でのご使用はやめておいた方がよいと思います。
オーダーキッチンの中でも、工場の空いている時間を使って製作している規格品というものもあり、寸法が合うのであればこの規格品を使うと安くて高品質なキッチンとなることもあります。
キッチンは、家づくりの肝とも言える部分ですので、ここはしっかりとこだわりを持っていただきたいところです。

 

浴室の場合

ハーフユニットバス浴室は「これまで寒くて、タイル目地掃除が大変だったので」という理由でユニットバスをご希望される方も多いのですが、そんな方にこそ「ハーフユニットバス」をお勧めします。

腰から上の壁と天井の仕上げ材を無垢材のヒバやヒノキで仕上げることが可能となります。香りがよく調湿機能のある材料で仕上げられた浴室は湯気がこもらず、快適な入浴環境となります。
水周りということで、排水など心配な部分はユニットで出来ており一体型成形なので、ユニット部分に目地が少なくて、お手入れもしやすいものです。

 

洗面台の場合

洗面台洗面台は毎朝ジロジロと見る設備でもあり、特に見え方を大事にして欲しい器具です。
メーカー製品の洗面台は樹脂部分が多く、数年でみすぼらしく感じてしまいます。
理科実験流しを使用した大きくて使いやすい洗面台などいかがでしょうか。運動靴や雑巾を洗ったりするシンクと兼用でき、使い勝手がよいとの声を多く頂いています。

 

トイレの場合

トイレトイレの選定も大事な部分。最近のトイレは付加機能がたくさんついて、住宅設備というよりも家電に近いものとなっています。

タンクレスタイプは機械仕掛けによる排水方法をとっているメーカーもあり、使っているといつか必ず壊れてしまうものです。
シャワー洗浄機能は可動する設備なので、早い段階で壊れるものです。付加機能が使えなくなってしまったために便器全体を取り替えなければならなくなる可能性も捨て切れません。

タンクレスタイプのトイレは、シンプルでお掃除しやすいものなので人気が高いのもうなずけます。来客の方がお使いなるメインのトイレは、頑張ってタンクレスタイプのカッコいいものを使うのもよいと思います。
しかし、家族だけが使用するサブトイレは、タンク付きの従来型2ピーストイレを選んでおくことをお勧めします。
タンク付きトイレタンク付きのトイレは、耐久性が高く、壊れるとしても給水のフローバルブのパッキンの劣化くらいで、簡単に直すことが出来ます。断水時などはタンクに貯められた水を有効に使うことが出来、災害の時にも役に立つものです。

 

家づくりの過程では、選ぶ苦労も多いものです。是非「長く使うことが出来るか」という観点も考慮に入れて選定されることをお勧めします。