2021年3月8日 リフォーム

刻み

13年ほど前に建てたお宅のリフォーム。 デッキに屋根をかける工事です。
土台の仕口。
接合部に金物を使いたくなかったので仕口の加工をしました。 この仕口は「蟻落とし」と言います。 こう言った「仕口」や「継ぎ手」の墨を木材に出す事を、「墨付け」と言い、それを加工する事を「刻み」と言います。 今は工場の機械が自動で加工する「プレカット」が主流になっていて、この先、墨付け刻みを行える大工は更に減っていくと言われています。
骨組みが出来上がりました。
既存の手摺の上に土台を敷き、柱を立てました。 この後ポリカーボネートの波板を張ってもらいます。 このお宅は新築工事の時に私も携わっていて、その時はまだ大工1年目の見習いでした。 建物の中に入ると、当時の記憶が思い出されて懐かしい気持ちになります。

齋藤



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