2021年2月27日 日常のこと

背板のしゃくり

本日は収納を作ります。
使う材料はシナのランバーコア合板。
薄く剥いだ木材を何層も張り合わせて作るベニヤとは違い、ランバーコア合板は中に芯材が入っています。 ベニヤより軽いのが特徴です。 中の芯材が柔らかいのでたまにビスが効きにくい箇所があるのが難点。 そんなときは長いビスを使うなどで対応をします。
側板の背板しゃくりです。
背板(せいた)とは家具の背面に付く面材の事を指します。 以前、「耐力壁」のブログで壁耐力を面材で捕る。と話ましたが、それと同じような役割も果たしていて、家具の強度に関係する部材です。 ただ家具の背面に背板を付けただけだと背板の木口が横から見えてしまうので、「しゃくり」を入れて木口を隠します。
家具の背面と側面
この一手間は完成してしまえば当然見えなくなります。 このように現場には説明されなければ気付きにくい事がたくさんあるので、現場にお越しの際にもし気になったことがあれば、現場監督や大工に気軽に聞いてみてください。

齋藤



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