2020年3月31日 材料・仕上・工法・設備

階間エアコンの調整

ばんくやーどはうす(長浜の家)に階間エアコンの調整にお伺いしました。お引き渡しして2週間経ちますが、しっかりと階間エアコンの効果は体感頂けているとのこと。階間エアコンは洗面所のカウンター下に設置しています。

 

カバーを外すとこんな感じです。ここから冬は暖房し、夏は冷房します。家全体をこの8畳用のエアコン一台で暖房、冷房をします。エアコン一台で全館空調するためには、高気密高断熱の基本的な住宅性能は必須条件です。

 

階間エアコンが設置されている部分の天井裏の様子です。写真のように周辺はしっかりと断熱材でくるまれています。エアコンの暖気や冷気をしっかりと家全体に伝えるため、途中で熱漏れが起きないように、エアコン設置付近は断熱材で包んでいます。右側に見える黒いコードは、赤外線リモコンの「赤外線リモコンリピーター」のコードです。

 

1階の寝室の天井裏に設置した吹き出し口の様子です。吹き出し口近くには点検口を設けています。

 

スッキリとした木製のガラリを設置しています。

 

ガラリは取り外してメンテナンスすることが出来るようにしました。

 

ガラリの中には、ブースターファを設置しています。点検口からみた天井裏内のブースターファンの設置状況です。

暖房時はこのファンを稼働させ、天井裏内に吹き出した階間エアコンの暖気を1階の居室に吹き下ろします。

 

2階の各室に設けた床の吹き出し口です。

 

ガラリを外すとブースターファンが見えます。

 

天井裏内から見たブースターファンの設置状況です。冷房時はこのファンを稼働させ、天井裏内に吹き出した階間エアコンの冷気を2階の居室に吹き上げます。

 

これらのファンとガラリについては、各室が均等に暖房、冷房が出来るように季節ごとに設定が必要となります。ファンの風量とガラリの隙間量を調整しました。これから住まいながら数値を計測し、快適にお住まい頂けるように、チェックして参ります。データが揃いましたら、またブログなどでご紹介するように致します。



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