2017年4月11日 設計

地盤の違いによる地震時の建物の揺れ

これまで、土地探しのお手伝いの場合や新築計画の際には、地盤の違いがとても大事であることをお話してきました。建物が建つ土地が、盛土なのか、切土なのか、またその土地の履歴はどうなのか。それによって地震時の建物の揺れ方が違ってくるとお話してきました。盛土の場合は、支持杭などの地盤改良をしても地盤沈下を抑えることが出来るが、切土の土地と比べて揺れは大きくなることをお伝えしてきました。「その盛土が多ければ多いほど揺れ巾も大きい」と考えてきましたが、先日のTVで放送された熊本大地震の地震波での研究結果が驚きでした。熊本の地震では、盛土が10m程度の地盤での建物の被害が大きかったとのこと。横浜市内でもこれまで揺れが小さいとされていたところが、この研究で危険度が変わってくるとのこと。今年度末には公表されるとのことで、大変興味深い内容です。



他の記事をみる