2012年5月17日 学習・研鑽

SAREX年次総会・メンバーズサミット

16日、17日とSAREX(住環境価値向上事業協同組合)の年次総会・メンバーズサミットが開催されました。開催場所は横浜ということで地元開催です。会場は「みなとみらい」ということで、事務所から自転車で参加です。

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山田理事長からご挨拶いただきました。

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基調講演の一つ目は、東京大学の有馬名誉教授から「地域・木材・住まい・環境」についての講演をいただきました。「木造校舎はインフルエンザにかかりにくい」「マウスによる木造と鉄板造とRC造のケージ(巣)実験では生存率に影響がある」など興味深いお話をお伺いすることが出来ました。「木材の持つ長所も短所も分かって使用するのがプロの仕事」とのお話がありました。短所をしっかりと理解したうえで、木材の持つ長所を活かした家造りを行って参ります。

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基調講演の二つ目は、財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの越海部長から「リフォーム需要の掘り起こしとストック住宅管理」について講演いただきました。今後のリフォーム需要に私たち地域工務店がどのように対応していくべきか教えていただきました。

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日が変わって、2日目はワークショップです。西方設計の西方社長から「Ⅳ地域対応のパッシブスタンダードハウスの提案」のお話をいただきました。次世代省エネ基準以上の消費エネルギー・Co2削減し、横浜が位置するⅣ地域でのパッシブスタンダードの在り方を教えていただきました。弊社のスタンダードを設ける上でとても参考になりました。

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ワークショップ二つ目は、日経ホームビルダー記者の池谷さんから「住宅事件簿-制度・法律の怖い部分-」のお話を頂きました。お客様との関係がこじれたことによって、瑕疵の保障期間である10年以上経った住宅でも施工者に責任が生じた例などをお伺いしました。「真摯な態度」がとても大切であることを再認識させられるお話でした。

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最後に野辺専務理事から「SAREXの展開」についてのお話です。これからの消費税導入に向けて、「待った」とは言えない状況になってきています。弊社でも急いで対応策を進めていかないといけません。

皆様、2日間お疲れ様でした。来月のワークショップは、弊社設計施工の「互光商会新社屋新築工事」をメンバーの皆様に見学頂き、「『非住宅』木造j建築需要への対応」をテーマに開催されるとのことです。



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