新築
一期荘(いちごそう)
「一期一会」と「苺(いちご)の花言葉・・・幸福な家庭」をかたちにしたお住まい
一期荘
名前に込められた想い
お施主様ご自身が『一期荘』と名付けられたこのお住まい。
そこには、一生に一度の出会いを大切にする「一期一会」の想いと、“いちご(苺)”の花言葉である「幸福な家庭」への願いが重ねられています。
お施主様が自らデザインされたロゴには、ご夫婦が愛する「音楽」と「本」がさりげなくあしなわれ、直線的なフレームは住まいの「安定感」を、ゆとりある余白は「風通しの良い空間」を表現しています。

「帰ってきた」と心から安らげる場所へ
家づくりの始まりは、土地探しからでした。
賃貸暮らしでは味わえない「『帰ってきた』と心から安らげる場所をつくりたい」というご要望のもとに出会ったのは、三方を建物に囲まれたコンパクトな傾斜地。
高低差や周囲の環境といった難しい敷地条件を、むしろこの家ならではの魅力へと変えていくための設計がスタートしました。
1階は道路や隣家からの目線が抜けすぎないよう配慮しながらも、北側は視線を程よく抜くことで、圧迫感のない開放的な暮らしを実現しました。

多様な居場所が重なる間取り
在宅で仕事をされる奥様をはじめ、ご家族が長く過ごすお家時間をどこまでも快適に、そして限られた面積の中に多様な居場所を重ねていくことがテーマとなりました。
住まいの中心には、家族をつなぐキッチンを配置。

北側のダイニングには大きな窓を設け、その外側に花台をあしらうことで、道路からの視線をやわらかく遮りながら、美しく抜ける北側の開放的な景色を取り込んでいます。

天井は木の色味にこだわり、軽やかさを追求。
限られた面積だからこそ、素材選びひとつで心地よさが大きく変わることを意識し、細部まで検討を重ねました。
そのかいがあり、全体に圧迫感のない空間を生み出すことができました。
余白が暮らしを豊かにする、多彩な居場所
南側には、木製サッシ越しに遠景を望む、ゴロゴロと寛げる「小上がり畳」を計画。

引き込み障子を採用することで、ご希望だった和の趣を演出しつつ、すっきりとしたモダンな空間を両立させました。
小上がりをぐるりと囲むカウンターは、 ワークスペース ・飾り棚 ・ベンチ と、暮らしに合わせて姿を変える“余白のある家具”。
限られた面積を豊かに使いこなす工夫が詰まっています。


南北の抜けとメリハリのある壁面は、落ち着きと開放感を同時に生み出しています。


家族の「好き」に没頭できる小さな独立空間もつくりました。
「離れのような空間が欲しい」というご要望から生まれた、生活空間から少し距離を置いた独立した「音楽室」。
そして、時には“少しだけいじけられる”、ひとり静かにこもれる小さな「書斎」。
各々の大切な時間を豊かに育む工夫が詰まっています。


緑が優しく迎えるアプローチ
「小さくても庭いじりがしたい」という願いを叶えるため、外構のアプローチにもこだわりました。
お施主様とご一緒に一本一本の樹形を選び抜いた木々を配置。
季節の移り変わりとともに色とりどりの花が咲くよう、花の色づかいにも注目して選定した植物たちが、帰宅のたびに優しく家族を迎えてくれます。


高低差や三方を建物に囲まれているという敷地条件を魅力に変えながら、家族それぞれの「好き」と、家族で一緒に過ごす時間、その両方を大切にした「一期荘」。
「今」の楽しさも、「これから」の幸せも、この家で感じる。
ご家族がどこにいても心地よく、笑顔の時間を過ごせますように。

竣工:2026年6月







































