2008年12月28日 家族のこと

ワープロ修理

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父が長年使用していたワープロが壊れたと言うことで、ワープロを持って来ました。東芝のルポJX95JVという機種で、1991年製造なので、17年ものです。フロッピーディスクを入れて文書を保存しようとしても、「フロッピーディスクを入れてください」と表示されるとのこと。以前から「もうワープロなど止めて、パソコンでプリンターで印刷すれば」と話をしては居ますが、長年慣れ親しんだワープロなので、今更パソコンに乗り換えできないとのこと。中古の同じワープロを探すと3万以上するとのこと。どうやら父と同じようにワープロ派は根強く多く、需要があって、修理されたものは価格もそれなりになるようです。修理するべく、電源を入れて、文書保存しようとすると確かにフロッピーディスクが認識されていない様子。仕方なく、分解してフロッピーディスクドライブを見てみると、パソコンで使われているものと見た目はほとんど同じです。しかし、電源供給のコードがなく、どうやらデータケーブルから供給されるもののようです。フロッピーディスクドライブを交換することはどうやら出来そうにないので、さらにフロッピーディスクドライブを分解していくと、モーターの駆動がゴムベルトで伝達されていて、このゴムベルトがヘタって空回りしている様子。ゴムベルトといってもほとんど輪ゴムみたいなもんです。ネットで調べてみるとやはりこのゴムベルトが原因らしいことが分かりました。幸い、オークションでこの古いフロッピーディスクドライブのベルトが出品されていました。このゴムベルト(290円)を購入して交換してみると、見事バッチリ動きました。こんなゴムベルト一つ伸びてしまうだけで、ワープロとして機能しなくなってしまうんですね。他のワープロもこんなことで廃棄物になってしまっているかと思うと考えさせられます。建物も同じで、設備が古くなってしまっただけで建替えられてしまうのでなく、古くなったものは簡単に更新できるようにして、長く使えるようにしておかないといけない。そのためには住む人のニーズに合わせて更新可能な間取りで、古くならないデザインである必要があります。なかなか難しいところです。



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