2026年7月14日 学習・研鑽

耐震リング補強

本日は「JBN全国工務店協会」既存改修委員会の活動として、「住まい工房 集」さんが手掛けられている耐震改修工事の現場を見学させて頂いてきました。
大阪は暑かった。(^^;

今回見学させて頂いたお宅は、淡路瓦が美しく載った立派な日本家屋でした。
瓦を下ろしての改修はなかなか大変です。
そこで、最小限の工事で耐震性能を向上させる工事が必要となります。

梁と束柱の接合部の土壁が必要最小限分だけ除去され、そこに耐震リングの補強金物が取り付けられています。
土壁自体を大きく壊すのではなく、隅の部分だけをうまく利用して補強金物を仕込む工夫がされていました。

床下の様子も拝見。
皆さん床に這いつくばるようにして、床下の補強の様子を熱心に覗き込んでいました。

限界耐力計算に基づいた図面や耐震補強マニュアルを手に、実際の建物の状況と照らし合わせながら説明を受けました。
理論と現場の両方を確認できる、大変貴重な機会でした。

次のお宅へ移動。
土壁の蔵や板張りの外壁が残る趣のある町並みが続いていました。
こうした古い建物が多く残る地域だからこそ、耐震リングによる改修方法が活きてくるのだと感じました。

長屋門の内部です。
耐震リングを組み込んだ木製のフレームが、既存の梁の下に新たに設置されていました。
既存の部材を活かしながら、補強している様子がよく分かります。

耐震リングを埋め込んで補修した部分です。

現場見学の後は、「住まい工房 集」さんの事務所にお伺いしました。

事務所内の会議室では、委員会メンバー全員で「住まい工房 集」さんが手掛けてこられた数々の改修工事の事例についてお話を伺いました。

耐震リングの金物本体も見せて頂きました。
実際に手に取ってみると、ずっしりと重い。

事務所の前には、オフグリッドの小屋が建てられていました。
屋根には太陽光発電パネルが載っており、自然エネルギーだけで電力を賄う工夫がされています。

小屋の中には、太陽光パネルで発電した電気を貯めるポータブル電源が設置されていました。
このくらいの小屋の大きさであれば、エアコンの電源としても十分な電力量と蓄電量が確保できるとのことでした。
「住まい工房 集」の皆さま、大変勉強になる貴重な機会をありがとうございました。



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