2021年11月26日 学習・研鑽

堀部安嗣さんセミナー

建築家の堀部安嗣さんのZOOMセミナーがあったので拝聴しました。

心に残るお話ばかりでした。自分への備忘録として、まとめておきます。

・『和」とは「あるものを活かす」⇄「ないものをねだる」

・ファーストマンの映画

・使い捨て感のある街並みに対しての疑問 立山の街もそうなってしまった。

・いずれ使い捨てられてしまうものを一生懸命作る仕事で良いのか

・roots(根源)根のあるものが長く使われる

・メモリー記憶を活かすこと

・原風景 總持寺 お寺は風景が変わらない 50年前と同じ景色

・自分はどこから来たのか?それが分からないとどこに向かうべきかが分からない。

・記憶がつながらない街で良いのか 記憶の破壊が進んだ数十年

・見たこともない、感じたこともないものはつくれるだろうか?

・影響を受けた建築 伊勢神宮 ソウルの多様のお墓 梁山書院 東大寺

・日本の社寺建築は完成されている 進化している?衰退している?

・使い捨ての時代 使い捨てられたのは、、、、もの、風景、価値、建築、そして人

・これから求められること、、、現実を丁寧に再構築し、実体化すること

・冷蔵庫にあるもので料理する ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。デンマークの人の考え

・真逆をやってきた

・今幸せを感じない?

・150年前は先人が心掛けてきたこと 二つの激動の山谷を越せるにはこれしかない 共存共栄しかない 誰かが富を得て誰かが滅びる世界ではいけない

・厚みのあるものを使う 薄っぺらくない 断面があるものは傷がついても気にならない

・建築は行く場所 住宅は帰る場所 元気がない時も受け入れなければならないのが家 癒しの場 絶望や孤独に温かく包み込むのが住宅 暖かい家は夫婦も穏やかな気持ちになる

・技術にはちゃんとお金を払いましょう 技術の価値を伝える

・土井義治 料理研究家 ええ加減が良い 住宅も快適なら良い 動物的な勘 塩梅や勘や記憶 向き合った時間の深さ 一朝一夕に得られるものではない 船の曲げ方 職人の勘

・利他的なこととは、、、、それは教育 墨付け刻みも教育 つまり後世につなげるもの

・「自分の家を良くしたい」の考え ヨガを習う人から注文は来ない

・畏怖の想い 自然の使者 大工や左官と同じ 対人に使う時間が長すぎるのも良くない



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