2018年10月3日 学習・研鑽

温熱環境創造に真面目な人たち

 

本日は、あすなろ建築工房が所属する新住協(新木造住宅技術研究協議会)の総会です。

 

 

新住協は、高気密高断熱の技術を研究開発して情報発信している団体で、元室蘭工業大学の鎌田先生を中心に活動しています。あすなろ建築工房は4年前に加盟して、断熱気密の理論や技術を学ばせていただいて参りました。床下エアコンを実践する工務店さんが多く加盟しており、これまでも諸先輩方から、たくさん学ばせて頂きました。今回も張り切って参加してきました。

 

 

総会会場には、高気密高断熱住宅には欠かせない建材や設備機器などの展示コーナーがあり、新しい技術や材料の情報を手に入れることが出来ます。今年も新しい材料や技術が盛りだくさんです。いろいろと今後に取り入れていきます。お楽しみに。

 

 

左の方が鎌田先生。全国の熱心な信者(鎌田先生の教えに従い、真面目に温熱環境に優れた家を造っている人たちをそう呼ぶ)が先生を捕まえて、質問を浴びせています。

 

 

総会では、新しい技術や考え方がいろいろと発表されます。新住協がすごいのは、鎌田先生がただ単に「安くていい家を広めたい」というお考えなので、研究開発した工法や材料をオープンで公開しているということです。新住協のメンバーはこの情報をいち早く知ることが出来るというメリットがあります。

 

 

休み時間になると、熱心な人たちが情報交換で盛り上がります。今日もあちこちで、全国でトップテンに入る変態(温熱環境に真面目に取り組む人たちの最上級の褒め言葉)の皆様が熱い議論してました。

 

 

床下エアコンの吹き出し口の開口の大きさの違いで、どこまで床下エアコンの温風を届けることが出来るか実験した結果の発表。とても興味深い内容でした。大変勉強になります。

 

 

疑問点があると発表者の発表を遮って質問する鎌田先生。遠慮のいらない、こんな関係がいいのでしょうね。

 

 

総会の後は、盛大な懇親会。今年もたくさんの真面目な人たちと輪が広がりました。

 



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