2017年12月19日 材料・仕上・工法・設備

ソーラーウォーマー

 

ソーラーウォーマーという太陽熱利用設備をご存知でしょうか。壁面に設置した畳一枚分の集熱パネルで、壁面に降り注いだ太陽の熱量を室内に取り込むものです。

 

 

六ッ川の家にソーラーウォーマーを後付で取り付けてみました。

 

 

パネル自体は14kgと軽いものでそれほど躯体に負担はかけることはないものです。仕組みもとてもシンプルなものです。

 

 

六ッ川の家は、立地的に日当たりがいいので、欲が出てきてしまって「もっと太陽の恩恵を預かることが出来ないか」と考えてしまいました。そこで、壁面で捨ててしまっているお日様の熱を基礎内に蓄熱して、床下エアコンの補助熱源みたいに使えないかと考えてしまって、ソーラーウォーマーを実験的に設置するに至りました。

 

 

畳リビングで小上がりになっている部分で室内に取り込んで90度ダクトを曲げて床下に太陽熱を送り込んでみます。

 

 

本日、床下に設置をした計測器の数字を見てみると効果はありそう。しかし日没後に逆に外の冷気を呼び込んでしまうことが判明。せっかく温めた空気が冷えてしまうのでは意味がありません。

 

 

給気と排気のバランスが難しいところ。写真は給気口の風速を測定しているところ。お客様にしっかりとお勧めできるようになるまで、実証実験を繰り返して研究しておきます。結果は改めてご報告するように致します。



他の記事をみる