2012年6月28日 不具合・問題・調整

知識のある人が施工しないといけない

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屋根改修工事の現場の様子を見てきました。既存屋根のコロニアルを剥がしています。

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築37年とのことで30年前から雨漏りに悩まれていたそうです。

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30年間も雨漏りしていたので、野地板はボロボロです。垂木と母屋も腐ってしまっていました。

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雨漏りの原因はココ! ケラバの水切り金物のジョイント部分が単に重なっているだけでハゼ継ぎがなされていません!これでは折り返しを流れてきた雨水がジョイント部分でアスファルトフェルトルーフィングの方に流れ込んでしまいます。

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(追記)板金屋さんより、上記図面にある「肩落し」という作業が省略されていることも原因の一つであるとの、情報を頂きましたので、追記します。

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新築時はルーフィングが健全なので、雨水を排出してくれますが、数年もすると流れ込んだ雨水が徐々にアスファルトフェルトルーフィングを侵食してしまいます。この屋根のルーフィングも穴が開いて野地板に染みてしまったようです。白く見える部分は菌糸です。小屋裏にも広がっていました。

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雨漏りを直すために塗装屋さん、大工さんがいろいろと見てきたそうです。その手当てがさらによくなかったのです。「このあたりから雨漏りがある」っていうことで、そのあたりのコロニアルの重なり部分にコーキングをしてしまっていました。雨水が排出されなければいけない場所を塞いでしまっては、さらに雨水をルーフィング上に呼び込んでしまったようです。

原因が分かってよかったですが、お客さんはかなり長い年月を苦しまれてきました。雨漏りはいけません。心労は多いし、カビが生えて不健康だし、耐震性が著しく低下します。

①安心して任せられる知識のある業者に施工を依頼するべし

②定期的にメンテナンスする(してもらう)べし

③もし漏ってしまったら、原因をしっかりと究明し、的確な補修をおこなうべし

④もし託した人や業者にその知識がないと分かったら、躊躇せず他を探すべし

です。

大事な家です。きちんとした施工とメンテナンスを怠らなければ何百年だって持つんです。



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