2009年1月4日 学習・研鑽

設備建築家の自邸

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日建設計東京ビルの設計の際に、空調設備の設計担当者だったY氏の自邸にお伺いしてきました。3年前に見学のご案内をいただいていたのですが、なかなかお伺いすることができずにおり、帰省のついでで申し訳ないのですが、正月早々お伺いしてきました。Y氏は設備設計者ですが、意匠設計に造詣が深く、以前より建築的な価値観の高さを感じさせる方です。ご自宅にお伺いして分かったのですが、その他にも自転車(ロードレース)、音楽(チェンバロ演奏)、絵画などもなさっており、その多才ぶりを実感いたしました。

御自邸の方は、「外装サッシに外付電動ブラインドによる日射制御」、「押出成型セメント板打込型枠による外断熱」、「トップライトによる自然換気」、「バックスペース兼用の設備チャンバー」など設備設計者ならではの視点による機能を持ち、意匠的にも細かいディテールにこだわった大変完成度の高い建物です。今後の家族構成の変化にも臨機応変に応えられるよう、更新可能な設備仕様にするだけでなく、間仕切りなどについても考察が重ねられていることが感じられました。日建設計東京ビルのコンセプトと同じ「質実剛健」がコンセプトとのことで、メリハリがあって、大変心地のよい仕上がりとなっています。

実験的に試用されている部分もあり、今後も楽しみな住宅です。設備的な要素だけでなく、意匠ディテールに至るまで大変勉強になりました。ありがとうございました。



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