2008年9月3日 不具合・問題・調整

床下の湿気

Sp1110984 以前リフォーム工事を行ったお客様よりご連絡頂き、1階の和室の畳が一面カビだらけになってしまったとのことで、調査に伺いました。もともと湿気っぽいとのことで、リフォーム工事の際に、床下にタイマーと湿度センサー付きの換気ファンを設置していたのですが、効果が発揮されなかったようです。お伺いすると畳の表面は既に雑巾でカビが除去されていましたが、畳を上げると畳の縁の小口にはまだカビが残っていました。床板を剥がして床下に入ると、土間の土は濡れてはいなく、乾いた感じでした。しかし、部屋を締めっきりにしていたわけでもないのに、畳が一面カビが生えるとは、床下換気ファンの能力以上の湿気が床土間から上がってきたと推測されます。事務所に戻ってから住宅施工関係の雑誌のバックナンバーを調べてみると、土間の土が乾いていても、地下水位が浅い場合は、地中から湿気があがってくることはあるとのこと。床の土間に防湿土間コンクリートを打設するのが効果的と思われますが、工事的には大変そうです。今後、実験を行うとともに効果的な解決策を考えて参ります。



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