住まいづくりのヒント

住まいの隠し味


住宅にふさわしい窓は?


 

快適な家とするためには、窓、つまりサッシの性能はとっても重要です。特に冬場で外気温が3度以下になるような時にその違いが見えてきます。六ッ川の家では、実験的にいろいろな種類のサッシを取り付けています。3度以下に下がると朝の窓の様子を見ることで、サッシの性能差を知ることが出来ます。

 

 

 

【①アルミサッシ(YKKapフレミングJ、透明ペアガラス)】

ダイニングの3枚引き掃き出し窓に使用しています。窓ガラスの下の1/3位と障子と呼ばれる枠部分にびっしりと結露が見られます。ここまで結露すると、雑巾などで結露を拭き取る作業が必要になります。

 

 

 

【②アルミサッシ(YKKapフレミングJ、透明網入ペアガラス)+樹脂内窓(YKKapプラマードU、シングル透明ガラス)】

アルミサッシの内側にリフォーム工事などで使用される樹脂窓(シングルガラス)を設置しています。内側の窓ガラスの隅のガラス面に結露が見られます。雑巾で拭き取りが必要です。

 

 

 

【③アルミ樹脂複合(YKKapエピソード、透明ペアガラス)】

外側がアルミで、室内側が樹脂製のサッシです。ガラスの下部分に少し結露が見られます。雑巾でふき取りが必要です。

 

 

 

【④樹脂(YKKap APW330、網入LOW-Eガラス 断熱タイプ)】

樹脂サッシのため、障子の熱伝導率が低く、障子の結露はありません。ペアガラスのスペーサーと呼ばれる部分にアルミを使用しているため、ここの熱伝導率が高いために内側のガラスが冷えてしまい、結露を生じさせてしまっています。スペーサーを樹脂にすることで、結露量を抑えることが出来ます。ただし、準防火地域内で窓を防火窓にする必要がある場合は、スペーサーはアルミスペーサーとなってしまいます。これくらいならば雑巾で拭き取らなくても、室内外の気温が上がってくると自然蒸発します。

 

 

 

【⑤木製(アルス夢まど)、Low-Eペアガラス】

木製サッシのため、障子の熱伝導率が低く、障子の結露はありません。④と同じでスペーサーがアルミのため、窓ガラス端部に結露が見られます。木製窓は断熱性能も高く、見た目もよいので、サッシとしての性能は抜群です。

 

 

 

【⑥樹脂トリプルガラス(YKkap APW430、Low-Eトリプルガラス)】

樹脂サッシにLow-Eトリプルガラスを入れたもの。北海道では一般的なサッシです。さすがに結露がありません。可能であれば、このレベルのサッシを設置したいですね。残念なことに防火窓対応品はありません。準防火地域だと使えないのが残念です。

 

室内でどんなに加湿しても、窓の性能が低いと、上記の写真のように結露してしまいます。結露をするということは、除湿していることと同じです。どんなに加湿してもある一定レベル以上の湿度をキープすることは出来ないものです。しっかりと湿度コントロールしたい場合には、性能のよいサッシを採用する必要があります。樹脂トリプルガラスサッシの防火窓対応品が発売されることを望みます。

 

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