2020年7月29日 学習・研鑽

大型パネル工法による住宅 完成見学会

千葉県旭市のあさひワークスさんのモデルハウスお披露目会にスタッフの飯沼とともに参加してきました。

 

工務店業界では、最近「大型パネル工法による軸組木造住宅」が話題となっています。このモデルハウスは、その大型パネル工法を採用し、建築家の伊礼智さんが設計されたもので、4間×4間の企画型として設計されています。

 

先日、お伺いした富士吉田市の天野保建築さんの現場でも採用された大型パネル工法です。

 

建て方から屋根下地、壁下地、窓サッシ取り付け、透湿防水シート取り付け、断熱材充填までを工場で行い、上棟の際には一日で一気に完成させる工法です。

これまで大型パネル工法には一定の距離を置いてきたのですが、ここでしっかりと理解し判断する時が来たように感じ、勉強させて頂きに来ました。

全国的に大工不足が問題となっており、この大型パネル化により、技術のある大工は内部造作に専念することが出来、工期短縮にも繋がるとされています。

 

本日はその大型パネルを製作しているウッドステーションさん主催の完成見学会で設計の伊礼先生もお越しになっていました。

 

この大きな窓も工場で取り付けてパネルとして設置されたとのこと。最近の窓はペアガラス、トリプルガラスとガラスがとても重くなっており、窓サッシ取り付けは、現場の重労働となってしまっており、手間もかかる上、危険も伴う作業となっていました。これが建て方時にクレーンを用いて一瞬で終わるということです。

 

内部は通常の木造軸組工法となんら変わりません。

サッシ窓の切り欠き方、家具の配置など、大型パネル工法以外にも改めていろいろと学ばせて頂きました。大型パネルによる施工は、意匠にまったく影響しないことも確認できました。

 

横浜のような狭小地が多いエリアでは、クレーンの横付けなどの条件が伴わない敷地条件も多いのですが、条件が揃う敷地では、検討してみたいと思います。

あさひワークスさん、ウッドステーションさん、本日はありがとうございました。



他の記事をみる