2019年9月11日 竣工後・メンテナンス・検査

台風被害支援

台風の進路の右側が台風のスピードと回転とで風が強くなると聞いていました。今回の台風は東京湾を北上するルートとなったので、横浜は金沢八景や本牧などの海沿いでは深刻な被害が出てしまいましたが、内陸部では古いお家の屋根やフェンスなどに被害がある程度となりました。しかし、進路の右側になった千葉県ではかなりの被害が出ているとのこと。

10年前にリフォーム工事を行った館山のお客様から、屋根の棟板金や雨樋や玄関扉が飛んでしまったとの連絡がありました。お客様のフェイスブックを見ていると、想像以上の被害が出ていることが分かりました。

 

そこで、雨の予報もあるので、スタッフとともに応急処置に伺いました。アクアラインを渡ります。

 

まだ停電が続いていて物資も不足しているとのことで、補修の調査のついでに、ブルーシート、土囊袋、氷、水、ガソリンなどを横浜で買い込みました。

 

 

館山市に入ると、台風の爪痕がチラホラ。

 

館山に行った際には必ず寄るお土産屋さんも壁が無くなってしまっています。営業しているガソリンスタンドも少なく、営業しているスタンドは長蛇の列。営業しているスーパーも飲料と惣菜などは、売り切れして何もありませんでした。

 

目的に到着です。

 

まずは支援物資を下ろしました。ご近所などで困っているところに配って頂くことにしました。館山市内は一部は電気が復旧している地域もありますが、まだまだ停電地域が多く、熱中症が心配です。電気が無いということで、依頼を受けて持ってきた「氷」がとても喜ばれました。冷たいものをなかなか飲めなかったとのこと。

 

久し振りに足袋靴を履いて、屋根に登りました。普通の靴では屋根の上は危険ですが、足袋靴なら安心です。

棟板金が飛んでしまっていました。採寸して応急処置をしてきました。後日板金屋さんに取り付けに来てもらいます。

 

ご近所でも応急処置がままならないとのこと。

応急的に崩れた瓦を積み直し、足りない部分はブルーシートで覆ってきました。

 

 

棟の瓦も外れてしまったところを戻して応急処置しました。

 

それほど古くない屋根瓦も飛んでしまっていました。

 

飛んで行った瓦を拾い集め、防水テープ、アルミテープで応急処置。

 

 

周囲もかなり被害を受けていました。

 

折板の屋根は被害が大きいように見受けられました。

 

ご近所の応急処置を終え、お客様宅に。おにぎりを用意してくださっていました。実は同行した三塚がお弁当を買ってくるのを忘れてしまっていました。館山市内のお店は、どこも営業しておらず、お昼ご飯抜きとなっていました。とても美味しかったに違いありません。

 

お客様のところを後にし、帰路につきました。来るときと違う道をとおると、樹木が倒れて通行止め、、、。

 

キャンピングカーが横転していました。

 

 

 

海岸沿いは想像以上の被害状況でした。携帯の電波状態も悪く、屋根の応急処置も手付かずのお家もまだまだたくさんありました。ここまでの被害状況はTVなどで報道されていなかったので、びっくりしました。雨がしばらく降らないとよいのですが、心配ですね。とにかく電気が復旧しないことには、、、、。



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