2011年3月25日 リフォーム

シロアリ害補修工事

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以前、お客様より「以前住んでいた家がしばらく空き家にしていて、人に貸したいので住めるように内装をきれいにして欲しい」とのご連絡を頂いておりました。調査にお伺いしたところ、勝手口脇の付け巾木部分ににシロアリの害が見られました。

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上記の写真のように他の部分は健全そうに見えますが、触ってみるとフカフカしています。

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手で引っ張ってみると、付け巾木、上り框が取れてしまいました。

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かなりシロアリの害が進んでいました。柱材など構造体への食害が進んでいると判断できましたので、一部壁と天井を壊して、調査することに致しました。

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後日、大工に壁を壊してもらうと想像通り、柱が食害にあっていました。

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2階の床の梁の下端まで、食害が進んでおり、柱が表面を残して中身が全部なくなっている状態でした。

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反対側のキッチンの背の部分も柱がなくなっています。

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ウエファース状態でスカスカです。想像以上に被害が広がっていました。

家の角の部分の柱が2本なくなってしまっている状態で、構造上極めて危険な状況でした。古い食害で最近のものではないようで、現在シロアリがいる様子はありません。柱2本が食べられていましたが、梁材への被害は幸いありませんでした。

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取り外した柱材です。ここまで食害が進んだ柱材は初めて見ました。

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改修内容としては、勝手口扉枠を一度はずし、一部外壁を剥がして柱材を入れ替えました。

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新しく入れた柱は梁と土台にしっかりと金物で固定しました。

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食害を受けてなくなっていまった建具枠や上り框などは、タモ材を加工したものを設置しました。

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壁紙も張り替えし、補修完了です。 



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