新築

コンパクトハウス(永田北の家)

小さいながらも子育て家族がのびのびと快適に過せるように目線の抜けや個々の居場所を意識して計画した5人家族の住宅。
将来の家族のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるように可変性を持たせ、住みながら今の自分たにち合った暮らしを創れるように工夫しています。

 

土地探しの段階からお手伝いさせていただきました。40年前に開発された閑静な住宅地内の区画を2分割して分譲された土地で、分譲時点ですでに駐車場造成がなされており、建物を建てることが出来る大きさは限られていました。A区画、B区画とありましたが、土地には分譲前の庭木や燈篭などの修景物が残されており、「これらを活かして計画することで、外構に要する費用を掛けずに快適な環境を得られる」と判断し、もともと庭があった側の土地を選んでもらいました。厳しい制限の中での計画なのでしたが、建物がコンパクトでも、中身が詰まった、仲の良い5人の家族がノビノビと快適に過ごすことが出来る住宅となりました。

 

【コンパクト(compact)】
1 小形で中身が充実していること。また、そのさま。「コンパクトなカメラ」「コンパクトサイズ」
2 おしろい・パフなどを入れる鏡つきの小形の携帯用化粧用具。

こんな意味を持たせた小さな住宅です。

 

家族の個々の居場所を確保しつつも、閉鎖的にならないように目線の抜けを意識した計画としています。住む人ともに味わいを深める自然素材と将来のメンテナンスを考慮した厳選した材料を使用しています。また、将来の家族の変化にも柔軟に対応できるよう建物としての可変性も持たせています。

 

畳小上がりリビングの壁には、DVDのケースが飾られます。空間がリズミカルな雰囲気となりました。

 

キッチンは、リビング側から見える部分は、スッキリとした白の扉、見えない側は奥様こだわりの赤色の扉となりました。