住まいづくりのヒント

住まい手の声

【番外編】座談会「ママがHAPPYになる家」

2019年2月に行われた、高断熱住宅専門誌・季刊「だん」3号の取材の模様をご紹介します。

特集テーマは「ママがHAPPYになる家」

座談会には、あすなろ建築工房が設計・施工した高断熱住宅にお住まいのママさんたち3人が参加し、断熱住宅にして子育て面や生活面において変わった点や良さなどについてお話いただきました。

 

 

 

座談会に参加したママさんのご紹介
  1. Oさん(40)
    ≪BBQハウス-上の宮の家-≫

    ・英会話塾教師
    ・男の子2人(小3と小5)
    ・2018年7月からお住まい
  2. Iさん(46)
    ≪フルハウス-田園調布本町の家-≫

    ・専業主婦
    ・男の子2人(小3と中1)
    ・2018年4月からお住まい
  3. Sさん(47)
    ≪六ッ川の家≫

    ・パート勤務
    ・女の子2人(小3と小6)
    ・2016年9月からお住まい

 

座談会は「BBQハウス-上の宮の家-」にお邪魔して行われました。

 

まず、お子さんに関連し、とても良いと感じることはどんなことですか?

 

Oさん:まず、どこにいても声が聞こえることです。オープンな造りのため空間がつながっているので、ロフトにいても部屋にいても、家じゅうに声が聞こえます。

 

Iさん:戸建てのイメージって部屋ごとに区切られているような感じでしたが、オープンで2階やロフトからでも、声をかければ聞こえるのがいいですね。“呼びに行く”手間がなくなったのがすごく便利。

 

Sさん:うちも声が丸聞こえ。距離感が間取りに反映されているかな。

 

宿題をする場所は?

 

Oさん:2階にスタディスペースを作ってもらったので、下の子はそこが中心かな。お兄ちゃんは自分の部屋にデスクを置きました。私もスタディスペースで授業の教材の準備をすることが多いです。リビングも使いますけどね。

 

Iさん:中学生のお兄ちゃんは、主に部屋で勉強していることが多いです。下の子はリビングが多いけど、集中したいときは部屋。気分転換にロフトを使ったりベッドの上だったり、どこでも、という感じかな。

 

Oさん:お友達が来ると家じゅう使いますね。
レゴならロフトに行くとか…。よく家でかくれんぼしてますよ。

 

Iさん:それ、子どもたち絶対やりたがる。
家じゅうを使って遊んでること多いですね。

 

Sさん:家全体が暖かいから、子どもたちも活発に動きますよね。

 

断熱住宅の快適性を感じますか?

 

Oさん:前の家がマンションで断熱気密がちゃんとしていたから、「戸建て=昔のおばあちゃんの家=寒い」というイメージがありました。
でも、住んでみたら家全体が暖かくて。
今ではそれが当たり前になってしまいました。

 

Iさん:うちの子は帰ってくるとまず靴下を脱いで裸足になります。
お兄ちゃんは年中Tシャツ1枚で過ごしています。
自然と薄着になっているけど、風邪もひかずに。寝るときもTシャツ1枚です。

 

Oさん:そういえば「(寒いから)閉めなさい!」って言わなくなりました。
男の子たちは平気で扉を開けたままにするけど、何度も注意するのってストレスですよね。

 

Sさん:以前の家は寒く、お風呂に入るのは寝る前と決めていましたが、今は湯冷めを考えなくて良いので好きな時に入ります。子どもが小さかったときは湯冷めをしないよう気を使いましたが、今の家ならそれもありません。
子どもが布団をかけて寝ているかという心配もなくなり、自分の睡眠時間も増えました。

 

Iさん:前の家では冬はパジャマの上から1枚羽織っていたのが、今は朝もパジャマだけで寒さは感じません。
私は、寒さを我慢してしまうほうですが、暖房を点けるかどうしようかと考えなくなりました。

 

Oさん:うちも朝起きてそれほど寒いと感じません。
だから暖房を点けるタイミングがわからなくて、さっきあすなろ建築工房の関尾さんに聞いたところです。
「タイマーで起きる前に暖かくしておけばいい」とアドバイスいただきました。

 

Iさん:うちはモデルハウスを見せていただき、ペレットストーブを入れてもらいました。
主人はこれが楽しいようで、朝起きてペレットストーブを点けたりしています。
弱運転にして昼には切りますが、その暖かさが持続しますし、湿度が保たれているのを感じます。
主人は湿度を数値で見るのが楽しみのようで、毎日気にしてますよ。(笑)

 

Sさん:うちは日当たりがいいので暖房をつける必要がほとんどありません。
ペレットストーブもありますが、今年の冬は1回しか使っていないかもしれません。(笑)

 

Oさん:そういえば、前に住んでいたマンションには床暖がついていて暖かったのですが、足の裏がガサガサでした。
床下エアコンはほどよい温度だからか、それがなくなりました。

 

Sさん:床暖だと温まりすぎて顔が上気したり、切ると寒すぎたり、ある場所とない場所の差が激しかったりしますよね。床下エアコンはそういう温度差やファンヒーターのような温風もありません。
私は喘息があり、ファンヒーターを使っていたときは温風が埃を巻き上げて咳が止まらなかったのですが、床下エアコンは空気の動きがゆるやかで喘息もなくなりました。子どもたちの健康管理も前ほど気にしなくてよくなったし、肩こりも解消しました。

 

夏場の環境はいかがでしょう?

 

Iさん:夏も涼しさが持続するんです。
朝出かけるときにクーラーを切っても、帰ると涼しいままなんです!

 

Oさん:本当に快適ですよね。

 

Sさん:去年の夏はものすごく暑かったのに、帰ると家が涼しいというのはうれしかったですね。
家全体が冬は暖かく、夏は涼しい。それが持続しますよね。
帰ってきた瞬間がすごくうれしい。
とにかく(断熱住宅の快適性は)それに尽きますね。

 

家事で「〇〇したくない」とか、ストレスに感じていることは?

 

Sさん:キッチンが暑いから揚げ物したくないとか、寒いから台所に行きたくないとか、そういうのがないから・・・。言われてみれば家事に対して「〇〇したくない」がないかもしれません。

 

Oさん:(家事に対して)何もストレスがないんだなって、言われて初めて気付きました。

 

Sさん:キッチンの床が冷たいとか換気扇を回すと隙間風が入ってきて寒いとかがないですね。そういう寒さのストレスが「〇〇したくない」につながっているのかも。

 

Oさん、Iさん:動線も「こうしたい」という要望を聞いていただいたので、動きやすいですしね。

 

片付けに関してはどうでしょう?
冬は寒いから動きたくなくて部屋が散らかるという話をたまに聞きますが

 

Iさん:そういうのはないですね。小上りのこたつを家族で囲むことは好きですけど、部屋が暖かいから、こたつから出たくないというのはありません。

 

Oさん:うちもないですね。逆に小上りの下に設けた収納にたくさん物を入れられるので助かっています。

 

Sさん:いいですよね。デッキで使う椅子やアウトドア用品、子供のゲームなどを置いておけるので散らからないですし、ベランダや小上りを有効に使えます。

 

家族の過ごし方は?

 

Oさん:週末は家族でテーブルを囲み、鍋やバーベキューや焼き肉など、ホットプレートを使ったりすることが多いですね。季節のよいときはウッドデッキで食事をすることもあります。動線がいいので私がキッチンで野菜などを切って、主人がダイニングテーブルで焼いたりするのもスムーズです。

 

Iさん:家が快適なので、家で過ごすことが多いし、主人も家で飲むことが多いですね。デッキでゆったり飲むためにアウトドアのウッドチェアを買ってきたりランタンを買ってきたり、オフ時間を充実させています。

 

Oさん:うちも、この家に引っ越してきてから(夫が)変わったと思います。「部屋の中にこんなのが欲しい」と思ったら自分で作ってみたり。

 

Sさん:うちは夏も冬もテラスで食事することが多いですね。主人はテラスでBBQをしたりピザを焼いたりすることを楽しんでやるので、天候によっては「え?わざわざ外で?」って思うこともあるけれど、アウトドアを家のテラスでするようになりました。そういえば、キャンプに行く回数は減ったかも。(笑)

 

Oさん、Iさん:うちも!「いいじゃん、家で」って思っちゃいます。

 

家を建てるときに気にしたことは?

 

Iさん:女性なのでソフト面を気にしたけど…主人は断熱性能を気にしていましたね。

 

Oさん:うちもそう。女性は動線とか収納とかを第一に考えると思いますが、主人は断熱とか換気に興味あって。家に温度や空気質のセンサーがついていますが、全熱型換気システムのフィルターの掃除をしていたときに二酸化炭素濃度が上がったので、すぐに換気システムを作動させていました。(笑)

 

Iさん:1年くらい住むと生活臭があると思うけど、今も木の匂いがするって言われますね。住んでいるとわからなくなっちゃいますが。

 

Oさん:同じです。「木の匂いがしていいね」ってお友達からよく言われます。

 

間取りや動線など家事についてはいかがですか?

 

Sさん:洗濯物をリビングに干したくなかったので、お願いして洗面脱衣室で完結するようにしてもらいました。洗って干して畳むところまで同じ場所でやっています。

 

Oさん:朝の忙しい時間にやる作業だから、うちも洗って干して仕舞うための動線は2階で完結するようにしてもらいました。物干し用のベランダと楽しむためのデッキを分けています。

 

Iさん:うちも洗面脱衣室が広めにとってあって、洗濯機から出したら洗い物がその場で干せます。そして下着など、着る頻度が高い服は脱衣室に設けた収納にそのまま仕舞います。よくCMで『部屋干しはニオイが気になる』とか言いますけど、それが全くありません。空気がゆっくりと動いているからかもしれません。

 

Oさん:うちも2階の洗濯機を置いている部屋とロフトの2ヵ所で家干しができるのですが、洗濯物はよく乾きます。そういえば、この家に住んで加湿器を捨てちゃいました。乾燥しないから。(笑)

 

Sさん:洗濯って「毎日、一生やること」なんです。食事は外食もできるけど、洗濯はそうはいかない。それに洗濯って生産性がないから作業に楽しさがない。だからストレスになってしまう。これが軽減されて“おっくうな作業”じゃなくなるって結構大きいですよ。

 

お聞きしていると家事は楽しいことのようにも思えてきます
世間では家事楽とか言われていますが

 

3人:楽しくはないよねー。(笑)

 

Sさん:どれだけ家事を効率化できるかというのはやっぱり大きなテーマです。

 

Oさん、Iさん:本当にそう!

 

Iさん:それでも楽しく生活できているのは家の空間が気に入っていることも大きいです。家にいることがうれしいし、キッチンに立つと気分が高揚します。この気持ちが持続することで満たされている。

 

Oさん:お友達が遊びに来てもみんなに褒めてもらえる家だから、人を呼びたくもなるし。
きれいに使いたくもなる。観葉植物も増えちゃいました。

 

Iさん:私も観葉植物を置いています。枯らせちゃうタイプなのに。

 

Oさん、Sさん:私も~!

 

Sさん:全然枯れないです。
毎日水やらなくても、しばらく忘れてるなと思っても、全く大丈夫。観葉植物があるのとないのでは気分的に全然違うし、癒されますよね。

 

Oさん:ママの気分が良くてHappyだったら家じゅうHappyですよね。
家事が楽になった分、子どもとの時間も増えてるように思います。
もちろんいつもHappyなわけじゃないですけど。(笑)

 

Sさん:趣味を生かした暮らしができていると、同じ家事をしていても気持ちが全然違う。
家事って一人でやることが多い孤独な作業で“無駄な時間”と思いがちだけど、オープンな間取りで家族とコミュニケーションを取りながら、しかも効率的にできると、“無駄”だと思うことがなくなってきて、生活全体が充実してくると感じます。

 

まず気に入った空間であり、快適であること。それによって家で過ごすことが楽しくなる。
その上で家事を合理化する間取りや収納などの工夫が加わるとママがHAPPYに なる!

 

3人:そうなんです。快適だからというのも大きいですね。

 

 

ーー普段は意識していない「快適さ」が、実は充実した暮らしのベースになっているんですね。ありがとうございました。

 

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